2008-01-01から1年間の記事一覧
本日より公開された「ホット・ファズ −俺たちスーパーポリスメン!ー」(’07 英)を早速観に行った。これ「ホテル・ルワンダ」同様、日本では公開予定がなく(=既に欧米ではDVDになってる)ネットによる署名運動によって、ようやく公開にこぎつけた曰…
この欄を読んでくれている友人・知人たちから「知らない映画が多い!」とよく言われるが(苦笑)、筆者の目的のひとつには「映画史から抹殺されそうな映画を記録する事」も含まれているのでご容赦の程を^^それにしてもカルトアクション映画「マッドボンバ…
先日、誤ってPCのキーボードにお茶をこぼしてしまい修理に出すハメになりました。皆さん、お茶を飲みながらPCに向うのはやめましょうね(経験者は語る)! さて先日、今夏一番の話題作「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」を観ました。1…
「ザ・フライ」、「裸のランチ」ほかで知られるデビッド・クローネンバーグの新作「イースタン・プロミス」(’07)を観ました。イギリス・ロンドンに移民したロシアン・ギャングたち(注:本来「マフィア」は伊・シチリア島出身のみを指す言葉)を描くクロ…
「映画界の異端児」と呼ばれる英国人監督ケン・ラッセルの名も最近はききませんなぁ。1927年生まれだから・・・仕方ないか(笑)。欧州には奇妙な映画を作る人は多いが(フェリーニやパゾリーニとか)この人の映画ももの凄い!中でも「リストマニア」(’…
昔から「女性と銃と車があれば映画は撮れる」と言われますが、ゴダールはそれを「勝手にしやがれ」で実践し、新鋭マイケル・デイヴィスは「シューテム・アップ」(’07)を撮った。それもただひたすら撃ちまくる(2万5千発!)ジョン・ウーテイストの大銃…
筆者が敬愛する故スタンリー・キューブリックは、映画の題材を求めてひたすら読書に没頭していた事は有名な話。「エイリアン」、「ブレードランナー」のリドリー・スコットも映画でなにより大事なものは良い脚本だと言っている。確かになんぼ現場で頑張って…
書きたいネタは色々ありますが鋭意研究中ですので今回は新作レビューを2本ご紹介^^ まず1本目はシルベスター・スタローン主演・監督・脚本の「ランボー 最後の戦場」。昨年「ロッキー」を(ようやく?)完結させたスタさんがもう1つの人気シリーズも復…
本当はケン・ラッセルの映画か、傑作SFアクション「ヒドゥン」にしようかとも思いましたが延期して(ごめんね、B型なもんで)懐かしの香港映画を^^ 近年のオリジナルの映画は漫画になったり、パチンコ台になったりと新旧作品含めて色々と<タイアップ>…
本当はフランス製アクション・アドベンチャー映画「ジェヴォーダンの獣」か、「変態ケンちゃん(洗濯屋じゃないよ)」の愛称でも知られる(笑)ケン・ラッセルの作品あたりを書こうと思いましたが今度にして(笑)、イタリア映画「明日を夢見て」を。俳優陣…
間もなくシリーズ第4弾「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」が公開されますが「スター・ウォーズ」に始まり「ロッキー」に「ランボー」・・・この年になって続編を観る事になるとは思わなかったなぁ(苦笑)。でもアクション映画好きには外せ…
先日、ファンタジー映画「スパイダーウィックの謎」を観ましたが(ふふふ、筆者は何でも観るのだよ)これがなかなかの佳作^^。妖精たち(いいもんから悪者まで)の生態を書いたスパイダーウィックさんの本を巡って(=どうやって調べた書いたのかが最大の…
連休中、狂ったように映画を観まくってしまった。で、つい筆が滑って(どんな筆だ)「紀元前1万年」も観た。監督は「インデペンデンス・デイ」など大作大好きローランド・エメリッヒ(=同系列にマイケル・ベイ)。内容はマンモスやサーベルタイガーも出る…
1979年5月に公開された市川崑監督によるシリーズ5作目にして最終作となった「病院坂の首縊りの家」。この年には、なんと今作含めて3本もの金田一映画が公開された。ブームの開祖・角川春樹が東映とタッグを組んで製作した「悪魔が来りて笛を吹く」(…
半月ちょいで番組を2本仕上げました。いや〜・・・疲れたなぁ。どちらも個人的には「徒労」に終わったけど(苦笑)。おかげで4月は1度も映画館に行けず、そのストレスで久々に映画を2本はしごしてしまいました!金田一耕助最終回の項は次回に書きますわ…
今週末は多忙で時間が取れないので、いまの内に更新します(苦笑)! 横溝正史ブーム、真っ只中の70年代末のニッポン。「犬神家の一族」、「悪魔の手毬唄」、「獄門島」と日本初の本格探偵映画(多羅尾伴内とかは活劇だし)をことごとく成功させた巨匠・市…
1977年8月27日に公開されたシリーズ第3作「獄門島」。昨年からの横溝ブームを受けて、この年4月からは古谷一行主演のTVドラマ「横溝正史シリーズ」がスタート、松竹も東宝に負けじと「八つ墓村」を公開。現代に舞台を置き換えているし(原作では…
今春より職場が変わってハードワークな毎日になりましたが(苦笑)ようやく金田一耕助映画について書く準備が出来ました^^先日、亡くなられた市川崑監督の手掛けた「金田一耕助」映画を再見するたび(子供の頃からTV含めて何度も観てるけど)余りの巧さ…
ネタはいくらでもあるのですが、想像以上にいま多忙でとても凝ったものを更新できそうにないので(焦っ)この3ヶ月間で劇場で観た映画についての寸評を書きます。 1月:「アイ・アム・レジェンド」、「魍魎の匣」の2本。 ウィル・スミス主演の「アイ・ア…
テレポーテーション(空間移動)能力を持つ青年を主人公にしたSFアクション「ジャンパー」を観たのですが・・・う〜ん、中味のない映画だったなぁ(原作はどうだか知らんけど:苦笑)。アナキン(ヘイデン・クリステンセン)とメイス・ウィンドゥ(サミュ…
筆者は「実写映画」の合間に時々ではあるが「劇場用アニメ」も観る(「萌え系」じゃないよ:笑)。聞くところによると現在、TVで放送しているアニメは予算的な問題があり「視聴率」よりもDVD化された時の売り上げやレンタル店に置かれる状況を見越して…
先日行われた第80回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか計4部門に輝いた「ノーカントリー」を観ました。我ながら公開2日目によく行ったなぁ(苦笑)。ジョエル&イーサンのコーエン兄弟(コーマン兄弟ではない)最新作です。ジャンル的には犯罪映画であり…
この「21世紀」は・・・世界の情報がどこにいても即座にわかる「情報化社会」になった分、ロマンがない(あるいは生まれにくい)時代だと思う。2001年の映画「ダスト」は、2000年のニューヨークと100年前のアメリカ、そしてマケドニア情勢が交…
映画ファンでラッセル・マルケイの名を聞いて連想するのは普通「ハイランダー/悪魔の戦士」(’86)だろう。マルケイといえばハイランダー、ハイランダーといえばマルケイ!!その彼も半ば消えつつありましたが(苦笑)なんと「バイオハザード」の3作目(…
昨夜、TVで「それでもボクはやってない」を観ましたが・・・いや〜、日本の裁判は恐ろしいね!これ観ると男は下手に電車に乗れない(苦笑)。取り締まりでカツ丼食べるとかベタな演出もなく、表現はひたすらリアル(って逮捕された事ないけど)。長期間取…
大昔、TVでちょっとだけ観てやめた「愛の不毛」の大家ミケランジェロ・アントニオーニの「欲望」を改めて見直したのですが・・・やっぱり筆者はダメだった。グズグズした映像展開、話がありそうでなさそうな内容は苦手だし、嫌いだ(終盤、ミステリー・テ…
現役医師の書いた医療ミステリー「チーム・バチスタの栄光」を観ましたが・・・まぁまぁでした。もっとも原作読んでないんで比較は出来ませんがね(映画として面白ければいいわけで)。 阿部寛は相変わらずアクの強い役を演じ(=超タカビーな厚労省のお役人…
たまには真面目な「社会派作品」でも更新しようと思いましたが、いつものように気が変わりまして(笑:B型なんで)アクション映画「ザ・シューター 極大射程」を。2000年度の「このミステリーがすごい!」(宝島社刊)海外編で第1位に輝いたスティーヴ…
「ジョーズ」のロイ・シャイダーに続き、市川崑監督が亡くなられた。そこで小学生の筆者を金田一フリークにした「市川版金田一耕助映画全解説」を書こうと考えましたが・・・大変な文字量になるので延期します(笑)。代わってジェーン・フォンダ主演のカル…
近未来SF映画の金字塔(もう「ポスト・モダン」とか「サイバーパンク」って死語でしょ)「ブレードランナー」は様々なバージョンがある事で知られている。「劇場公開版」に「完全版」、「ディレクターズカット」ときて「ファイナル・カット」がついこの前…