2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

其の162:日米2つの「DOA」!

現在(2007年2月末時点)公開中の映画「DOA/デッド・オア・アライブ」は人気ゲームソフトの映画化です。それにしても「バイオハザード」シリーズといい、間もなく公開される「龍が如く」といい、そのテの作品が増えたなぁ(苦笑)。でも「DOA」…

其の161:偉大なる失敗作?「地獄の黙示録」

筆者には年に何度か<好きなシーン>だけ見返す映画がある。例えばサム・ペキンパーの「ワイルドバンチ」のクライマックスやスピルバーグ監督「プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸作戦シーン・・・ようは「バトル」シーンばかり(笑)。 同様にフ…

其の160:異色ヒーロー見参!「御用牙」

大物俳優・勝新太郎。彼の<代表作>といえば北野武がリメイクし、泉谷しげるがパチンコで扮した(笑)「座頭市」がすぐ思い浮かぶ。だがその一方、勝新が日本劇画化界の雄:小池一夫大先生原作「御用牙」の主人公に扮していた事は余り語られない。特異な小…

其の159:丹波先生、大暴れ!「ポルノ時代劇 忘八武士道」

小池一夫映画シリーズ第3弾(笑)は「ポルノ時代劇 忘八武士道」で御座います。小池一夫(旧「一雄」)・小島剛夕という「子連れ狼」コンビによる、この劇画の主演は故・丹波哲郎大先生!そして監督は丹波先生の盟友・石井輝男!!「網走番外地」からカルト…

其の158:「ちゃ〜ん」と言えば「子連れ狼」シリーズ

日本劇画界の大御所であり、屈指のストーリー・テラー:小池一夫。その氏の代表作のひとつが「子連れ狼」。その物語と小島剛夕によるど迫力の作画によって大ヒット!圧倒的な人気を受けて幾度も映画やTVドラマになりました。ここでは若山富三郎が主人公を…

其の157:超ドロドロ復讐劇!「修羅雪姫」

「巨人の星」、「あしたのジョー」の梶原一騎が<少年誌>における劇画原作の巨匠ならば、「子連れ狼」の小池一夫(当時は「一雄」)は<青年誌>における劇画原作の巨匠である。その小池大先生の代表作のひとつが「修羅雪姫」(作画は「同棲時代」で知られ…

其の156:現代社会の歪みか「フォーリング・ダウン」

現代は「ストレス社会」である。どんなお気楽な人でさえ、大なり小なりストレスを抱えていると思う。そして、それをいかにうまく解消するか(或いは「できるか」)が、現代人の大きな問題であり、必要な手段であろう。オスカー俳優マイケル・ダグラス主演の…

其の155:人間やめますか「レクイエム・フォー・ドリーム」

以前から<ドラッグ>を題材にした映画が公開されていた。ピーター・フォンダ主演の「白昼の幻想」やダニー・ボイル監督の「トレインスポッティング」等など。今回とりあげる「レクイエム・フォー・ドリーム」はドラッグ映画の頂点に位置するウルトラ・ハイ…

其の154:想定外アクション「エグゼクティブ・デシジョン」

またまた一瞬「燃えよドラゴン」や「子連れ狼」とか「地獄の黙示録」のメジャー作のほか、マイケル・ダグラスの「フォーリング・ダウン」や巨乳時代のジェニファー・コネリー出演「レクイエム・フォー・ドリーム」とかが脳裏をよぎりましたがー全部、後日に…

其の153:オリジナル版とリメイク作

昨今、邦洋問わずリメイク作が非常に増えました。で、結果<失敗>したものも少なくない。「戦○○○隊」や「日○○没」、「ポ○○○ン」とか(笑)。現在、ヒット中のハリウッド映画「ディパーテッド」も香港映画「インファナル・アフェア」3部作のリメイクです。…

其の152:重厚な秀作群像劇「クラッシュ」

クリント・イーストウッド監督作「ミリオンダラー・ベイビー」、「父親たちの星条旗」の脚本を書いたポール・ハギスの監督デビュー作「クラッシュ」(第78回アカデミー作品賞受賞)。彼が原案・脚本及び製作も兼ねた重厚な人間ドラマである。デビッド・ク…

其の151:欧米のニュー・ヒーロー映画!

「日本」で昔からの<空想上のヒーロー>といえばー手塚治虫の「鉄腕アトム」を挙げる人は多いのではないでしょうか。さすがに「怪傑ハリマオ」や「月光仮面」は古すぎる(笑)。近年、欧米で昔ながらのヒーロー映画が作られてます。それもファンならば思わ…