2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

其の11:<18禁>バイオレンス!「殺し屋1」

1年に5本の映画を撮るといわれる(笑)三池崇史監督による、山本英夫原作の同名漫画の実写化(ちなみに「殺し屋イチ」と読む。「ワン」でない)。ちなみにそのハードな暴力描写から<18禁>なので、青少年は観ちゃダメよ! 謎のジジイに洗脳された、泣き…

其の10:伝奇ロマン「魔界転生」(但し深作版)

山田風太郎の同名小説の映画化「魔界転生」。幕府転覆を図る天草四郎(沢田研二)率いる魔界衆と、それを阻止せんと立ちふさがる柳生十兵衛(千葉真一!)の戦いが描かれます。宮本武蔵やらなにやら時空をこえて実在した剣豪たちがバトルする大エンターテイ…

其の9:新社会人は必見!「セント・エルモス・ファイアー」

先頃、ヒットした「オペラ座の怪人」のジョエル・シューマーカー監督作品(この人は度々、日本語表記が変わるので、ここではあえてDVDのジャケットに合わせました)「セント・エルモス・ファイアー」。某有名脚本家による「愛という名のもとに」の元ネタ…

其の8:倒錯の世界「ボディ・ダブル」

映画「ボディ・ダブル」はブライアン・デ・パルマ監督によるエロティック・サスペンスです。デ・パルマはメジャーなところだと「アンチャブル」や「ミッション:インポッシブル」。サスペンスなら「キャリー」、「殺しのドレス」。「暗黒街の顔役」の現代的…

其の7:「ルパン三世 カリオストロの城」賛歌

・・・そろそろ石井輝男の「恐怖奇形人間」とか「徳川いれずみ師」辺りを考えたのですがバランスを考えてアニメーションも加えておこうと思い(元アニ・オタだし)、「ルパン三世 カリオストロの城」をチョイス。 宮崎アニメは大勢のファンがいらっしゃるの…

其の6:「スター・ウォーズ」はやっぱ旧シリーズでしょ!

今回は「スター・ウォーズ」・・・世界的超メジャー大作ですみません。ただ、映画オタクかつSF映画ファンとして、これはハズせまへん(笑)。平にご容赦の程を。 筆者の少年時代、世は<SF映画ブーム>でした。その立役者が「スター・ウォーズ」とスピル…

其の5:君は「続 荒野の用心棒」を観たか!?

「続 荒野の用心棒」・・・これは俗にいう「マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇の事。欧米では「スパゲッティ・ウエスタン」と呼ぶ)」です。邦題だけ聞くとある別の作品を思い出しますが、決してクリント・イーストウッドとは何の関係もないのでお間違…

其の4:超感激のラブ・メルヘン!「天使のくれた時間」

映画「天使のくれた時間」は、DVDになった時にようやく観て、不覚にも感激してしまった数少ない一作。主演のニコラス・ケイジには特に興味もなく(ファンの方、失礼!)、ふとタイトルに魅かれて見てみたら(ラブ・メルヘンです)・・・これがもういいの…

其の3:傑作娯楽活劇「大脱走」

今回取り上げる傑作娯楽活劇「大脱走」は・・・今更なにを言うまでもない大傑作、大名作です(・・・前回までは割とコアなものを選んだので、この辺りでメジャーなものを・笑)。本編3時間があっという間に過ぎます。 ナチの捕虜収容所から脱走した連合国兵…

其の2:ジョン・ウー節、炸裂!「狼」

第2回目に取り上げるのはジョン・ウー節炸裂の傑作「狼/男たちの挽歌・最終章」(’89)です。 「M:I−2」(’00・米)以来、ヒット作に恵まれず不調気味のジョン・ウー監督だが、香港時代は本当に凄かった!数ある傑作の中でも「狼」(ちなみに「男…

其の1:ラス・メイヤー最高作「ワイルド・パーティー」

「巨乳映画の帝王」故ラス・メイヤー監督による1970年度作品。もっとも“巨乳映画”というカテゴリーがあるかどうかはよく分かりませんが(笑:おっぱいは映画にとって重要な娯楽であり、映画においてはスケベな客を釣る必須要素でもある)。日本でも、よ…

<序>これから本当に面白い映画、教えます!!

・・・私は映像業界に身を置いて十数年の現役ディレクターです。映画鑑賞歴は30年を優に越えました(自慢?)。 誰もが観るA級超ヒット大作から、普通は誰もしらないZ級映画まで(笑)あまねく観続けてきました。現在も宣伝先から頂く試写会は勿論、自腹…