<其の821>またまた番外編:「第96回アカデミー賞」個人的感想をちょっと。

 あっという間に3月中旬になってました(早)。もうじき桜も咲きそうとの事ですが、、、花粉症がきついわ~(涙)!!身体もあちこちガタきてて病院通い・・・人間も半世紀以上やってると色々つらいわ・・・。

 

 さて、先日行われた「第96回アカデミー賞」ですが・・・日本映画が3作もノミネートされて、うち2作品が受賞(長編アニメーション賞「君たちはどう生きるか」、視覚効果賞「ゴジラー1.0」)するという“快挙”を達成しました^^。もう何日も経ってるので新鮮味はない話ですが、当ブログは軽く筆者の日記的意味合いも兼ねているのでご容赦の程を(笑)。以下、筆者のあくまでも個人的意見を少々書いてみようと。

 

 長編アニメーション賞「君たちはどう生きるか」は・・・さすが海外でも人気の日本アニメにして、スタジオ・ジブリ作品→→→てゆーか宮﨑駿監督人気を改めて示したような気がする。あるいはリスペクト。だって内容、言いたい事は分かるんだけど、表現が難解だったもの(苦笑:アメリカ人よりもフランス人の方が好きそうな作風^^)。まぁ、その分、逆にいろいろ深読みしたり、議論出来る作品とも言えるけどね。兎にも角にも受賞されて良かった良かった!!

 視覚効果賞「ゴジラー1.0」は、湯水のようにお金を使うハリウッド映画に一石を投じたんじゃない?優れた技術者がいれば、そんなに予算をかけなくても凄い映像は出来るという。映画自体はつっこみどころ沢山あったけど、VFXは良く出来てた(白黒バージョンは合成部分が浮いて観えちゃったそうだが)。欲を言えば、もう少しゴジラを出して欲しかったけどね。山崎貴監督、「白組」スタッフの皆様、本当におめでとうございます(ちなみに筆者は先の「日本アカデミー賞」で「ゴジラー1.0」が受賞ラッシュになる事は想像してた。「日本アカデミー賞」の傾向を考えれば楽勝で予想つく)!

 

 そして作品賞ほか圧倒的強さを見せたのが下馬評通り、クリストファー・ノーラン監督最新作にして初の伝記映画「オッペンハイマー」(=昨年、アメリカ本国で「バービー」と併せて日本人を不快にさせる宣伝やって問題になった)。・・・まぁ、コチラもこうなるとは思ってた(超想定内^^)。ノーランの映画もほぼリアルタイムで観に行ってるので、公開されたら行くけどさ・・・アカデミー獲ったから映画館混みそうでやだな~。日本人は権威に弱いから、日頃映画観ない人も映画館行くし(笑)。

 

 ここからはあまり言う人がいないけど・・・受賞した「君たちはどう生きるか」も「ゴジラー1.0」も第2次世界大戦の“戦中・戦後”にかけてのお話。で、作品賞の「オッペンハイマー」は“原爆の父”と呼ばれた男の話なんで当然、第2次世界大戦がー。勿論、単なる偶然で関連性がある訳ないんだけど、こんなにも時代背景がかぶってるのって、偶然にしてはちょっと出来過ぎなような気が・・・。筆者の考えすぎなのは十分承知してるけど、、、あるいは、映画の神様による采配か!?

 

 上記の筆者の妄想は別にして、日本人としても記憶と記録に残るアカデミー賞となったことは間違いない。筆者の世代は日本映画がダメダメだった時代をリアルで過ごしてるから・・・ようやく来たこの良い流れに日本映画がこれからも上手く乗っていけるよう切に願います!