2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

其の114:禁じられた愛の旋律「暗い日曜日」

<女性向け第2弾>ということで(笑)、決してメジャー作ではありませんがドイツ・ハンガリー合作の「暗い日曜日」を紹介します。 タイトル・ロールの「暗い日曜日」は<シャンソンの名曲>として知られていますが(淡谷のり子やビョークら大勢の歌手がカバ…

其の113:真似しちゃダメよ「完全なる飼育」

このブログは厳選された作品(A級からZ級まで)を紹介する<映画上級者(=おたく)>向けのものです。で、ふとラインナップを見ると・・・女性向けの作品が少ない(苦笑)! でも「ロミオとジュリエット」や「ひまわり」、「タイタニック」等を紹介する気…

其の112:勝手に新作を祝して「スカーフェイス」!

まもなくブライアン・デ・パルマ先生ひさびさの新作「ブラック・ダリア」(ジェームズ・エルロイの犯罪小説の映画化)が公開されます(注:2006年9月21日現在)! デ・パルマといえば<サスペンス>映画の巨匠ですが、もうひとつの系譜として<バイオ…

其の111:大作=面白い映画では決してない!

その昔、男性ADが筆者にある映画について語った。その作品は今では<底抜け超大作>とされている悪名高きバカ映画。故に反論したところ、彼曰く「でも凄いお金かかってるし、人気俳優も出ている・・・。」 呆れ果てた。「金がかかっていてスターが出演=大…

其の110:バーホーベンのオランダ時代異常作!

2006年の「ベネチア映画祭」で、ポール・バーホーベン監督の新作が上映されたとの事で、日本での公開が楽しみな限り(「日本未公開」になったりして:笑)。 ポール・バーホーベンといえば大ヒットした「ロボコップ」やシャロン・ストーンをスターにした…

其の109:巨匠によるエロス倒錯大作2本!

勝手に<倒錯シリーズ>の第2弾を(笑)。古くはベルトルッチの「ラストタンゴ・イン・パリ」(今見ると大したことない)や大島渚の「愛のコリーダ」(ヤルばっかでストーリーが進まない)等が物議を醸しましたがー他の<巨匠>も「倒錯エロス映画」を発表…

其の108:リンチの異常難解倒錯ワールド2作!

先日、開催された「ベネチア国際映画祭」においてデイヴィッド・リンチ監督数年ぶりの新作が上映されたそうで(我が国では、某女優が出演していた事がマスコミ的に取り上げられた。でもエキストラ扱い・苦笑)。 リンチ(「私刑」の意味ではない)といえばー…

其の107:ナイスな題名「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

デビッド・クローネンバーグといえば、スティーブン・キング原作「デッドゾーン」、頭から花火が出る(笑)「スキャナーズ」、名作映画のリメイク「ザ・フライ」。<人間と機械が融合>する「ビデオドローム」や「クラッシュ」他の作品で知られる鬼才だが、…

其の106:傑作ドイツ映画!「トンネル」

アメリカ映画「大脱走」は主人公たちのトンネル堀り+逃走劇を楽しめる傑作だが、ドイツ映画にも同様の「トンネル堀り映画」の傑作がある。2001年度作品「トンネル」がそれだ(まんまやんけ)。先述の「大脱走」同様、時代は違えどコチラも「実話の映画…

其の105:素晴らしき「拷問映画」の世界

<1970年代>というのは・・・現在と違って<寛容(大らか)>な時代だったと思う。漫画「がきデカ」や「けっこう仮面」、アニメ「ザンボット3」など、子供にみせるには凄い内容の作品が多く、おかげで自分の人間形成に大いに役立ったと思う(苦笑)。 …

其の104:最狂のマカロニ!「情無用のジャンゴ」

現在、2本の戦争映画を同時製作中のクリント・イーストウッド御大だが、その彼がブレイクしたきっかけはセルジオ・レオーネによるイタリア製西部劇「荒野の用心棒」である事はご存知の通り。 「イタリア製西部劇」−いわゆる「マカロニウエスタン(欧米では…

其の103:野郎共、戦え!「ファイト・クラブ」

100本を越えて、段々このブログも<真面目な作品>を扱うようになってきました(笑)。かつてヤンキー漫画を愛読していたような野郎たち愛好作の1本「ファイト・クラブ」であります。 監督は「セブン」のデビッド・フィンチャー。出演は同じく「セブン」…