2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

其の276:人間の暗黒面・・・「肉体の悪魔」

「ザ・フライ」、「裸のランチ」ほかで知られるデビッド・クローネンバーグの新作「イースタン・プロミス」(’07)を観ました。イギリス・ロンドンに移民したロシアン・ギャングたち(注:本来「マフィア」は伊・シチリア島出身のみを指す言葉)を描くクロ…

其の275:爆笑奇想天外人物伝「リストマニア」

「映画界の異端児」と呼ばれる英国人監督ケン・ラッセルの名も最近はききませんなぁ。1927年生まれだから・・・仕方ないか(笑)。欧州には奇妙な映画を作る人は多いが(フェリーニやパゾリーニとか)この人の映画ももの凄い!中でも「リストマニア」(’…

其の274:超絶銃撃アクション「シューテム・アップ」

昔から「女性と銃と車があれば映画は撮れる」と言われますが、ゴダールはそれを「勝手にしやがれ」で実践し、新鋭マイケル・デイヴィスは「シューテム・アップ」(’07)を撮った。それもただひたすら撃ちまくる(2万5千発!)ジョン・ウーテイストの大銃…

其の273:練られた脚本に感心「アフタースクール」

筆者が敬愛する故スタンリー・キューブリックは、映画の題材を求めてひたすら読書に没頭していた事は有名な話。「エイリアン」、「ブレードランナー」のリドリー・スコットも映画でなにより大事なものは良い脚本だと言っている。確かになんぼ現場で頑張って…

其の272:新作映画レビュー2本!

書きたいネタは色々ありますが鋭意研究中ですので今回は新作レビューを2本ご紹介^^ まず1本目はシルベスター・スタローン主演・監督・脚本の「ランボー 最後の戦場」。昨年「ロッキー」を(ようやく?)完結させたスタさんがもう1つの人気シリーズも復…

其の271:ウーの新作を期待して「男たちの挽歌」シリーズ

本当はケン・ラッセルの映画か、傑作SFアクション「ヒドゥン」にしようかとも思いましたが延期して(ごめんね、B型なもんで)懐かしの香港映画を^^ 近年のオリジナルの映画は漫画になったり、パチンコ台になったりと新旧作品含めて色々と<タイアップ>…