2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

其の197:ロリコン仕置き人登場!「ハード・キャンディ」

我が国では少女買春して逮捕される輩が後を絶ちませんが(情けない)、超大国アメリカでもそれは同様のようで大きな社会問題のひとつになっております。そんなロリコン男(「ロリータ」を書いたナボコフの功績は計り知れんのぅ)に正義の鉄槌を食らわせる1…

其の196:しつこさ満点「ファイナル」シリーズ

外国映画には当然、日本で公開される際に「邦題」がつけられる。「風と共に去りぬ」や「巴里祭」などというのは名邦題としても知られている(フランスではそんな名称はないけれど)。いまじゃまんまカタカナ表記という手抜きの方が多いですけど(苦笑)。今…

其の195:隠された開拓の真実「ソルジャー・ブルー」

これまでアメリカ映画は常に<敵>を求めてきた。ナチス、日本軍、ソ連、そしてイラク・・・古くはご存知イン●ィアン(放送禁止用語)となるわけだが、ぶっちゃけアメリカの開拓の歴史とは<先住民駆逐>の歴史にほかならない。要は白人が<侵略者>なわけだ…

其の194:社会人こそ観ろ!「イージー・ライダー」

アメリカン・ニューシネマを代表する1本「イージー・ライダー」。傑作である。ケネディ暗殺事件やベトナム戦争を背景に起こった文化的暴動、いわゆる<カウンター・カルチャー(=対抗文化)>を描いた作品であり、すぐれた青春映画でもある(ジャック・ニ…

其の193:天才の実像と生涯「アマデウス」

「天才」と言われる人たちは生前、不幸である場合が多い。画家ゴッホは生きている間に売れた絵は僅かに1枚だけだったし、作家・宮沢賢治も本が全く売れず不遇のまま一生を終えている。まさか死んだあとにここまで有名になるとはー絶対に思ってなかったに違…

其の192:「アルジェの戦い」は本当に生々しい!!

昨秋、筆者はフランスに行ったのですが、パリ市内でかなりの数の黒人を目にしました。その昔、フランスが植民地にしていたアルジェリアからの移民だと思われます(そういう歴史があった事を知っていたので。違ってたらゴメンね)。 1966年のイタリア映画…

其の191:これが本家?「カジノロワイヤル」

昨年、スピルバーグの映画「ミュンヘン」に出演したダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド(6代目)に扮したシリーズ第21作「007/カジノ・ロワイヤル」が公開されました。これこそ原作者イアン・フレミングによる「007」第1作!だが、今回がこ…

其の190:「ダイ・ハード4.0」を観たけれど

12年ぶりのシリーズ作「ダイ・ハード4.0」を観ました。ブルース・ウィリスのブレイク作ともあって(ウィリスは製作も兼任)アメリカ各地を舞台に、もの凄いアクションがてんこ盛り!主人公は・・・もう人間ではない(苦笑)。 監督が「アンダーワールド…