2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

其の62:御大、大活躍!「ザ・シークレット・サービス」

クリント・イーストウッドは監督としても、いまやすっかり巨匠の仲間入りを果たしたが少し前までは自作以外にも俳優として、いい味を出してくれていた。「Uボート」で知られるウォルフガング・ペーターゼン監督が演出した「ザ・シークレット・サービス」は…

其の61:死ぬ前に絶対観ろ!「ロッキー」シリーズ

つい先日、うちの番組スタッフの一部が「ロッキー」を観ていない事が判明(怒&嘆)!これを観ずして何を観るというのか?なにをしに映像業界に入ったのか??・・・レトロ懐古映画やお涙頂戴純愛映画観る前に、おすぎではないが筆者は叫ぼう!「この映画だ…

其の60:エログロ鬼畜コメディ!「メリーに首ったけ」

「メリーに首ったけ」は人気絶頂時のキャメロン・ディアスのー人気を決定付けた1作といえるだろう。それは、彼女がこの仕事を受けた<勇気>があったからだ(笑)。監督のファレリー兄弟は・・・危ないネタを平気でギャグにする鬼畜系(ホント:笑)。まぁ…

其の59:摩訶不思議な映画「マルコヴィッチの穴」

映画「マルコヴィッチの穴」!・・・まずタイトルが凄い!映画を観ないと全くの意味不明題(笑)。原題は「ジョン・マルコヴィッチであること」の意。勿論、<マルコヴィッチ>とは映画ファンなら誰もが知っているあの個性派俳優である。そのタイトルロール…

其の58:金田一耕助は「犬神家の一族」でしょ!

筆者は「ミステリー・マニア」でもある。特に小学生時代は折りしも<横溝正史ブーム>の真っ只中!金田一ものはテレビでも放送されていたので、毎週欠かさず観ていた。 中でも監督・市川箟+主演・石坂浩二の金田一映画は全て観た。中でも一番面白かったのが…

其の57:和製大ハード・アクション!「新宿純愛物語」

東映による和製大ハード・アクション映画「新宿純愛物語」・・・。このある意味、<コア>な映画(東映作品)をご存知の方はいるだろうか?筆者は大学時代、この映画を観てー勿論、期待などせずー余りの面白さに狂喜乱舞し、周りの友人たちに話して回ったも…

其の56:「恋しくて」は超感激系青春映画!!

最近、観なくなりましたが筆者はメアリー・スチュアート・マスターソンのファンである(勿論、他にもいっぱいいますよ!ま、小出しで紹介していきます)。で、彼女の他の出演作も観ましたが・・・一番好きなのが「恋しくて」。あのキムタクもこの作品のファ…

其の55:情念の作家・石井隆「ヌードの夜」

1970年代、自称<三流エロ劇画家>として(ごく一部で)一世を風靡した漫画家・石井隆が自作の映画脚本から出発して、程なく映画監督となった。あのクエンティン・タランティーノも<好きな日本人監督>のひとりにその名を挙げているほど(やっぱオタク…

其の54:今こそ観るべき映画!「日本沈没」

一時期、第2次ブームだったのかどうかは不明だが<ディザスター・ムービー(災害映画)>が多数公開された。火山帯でもないのに何故かロスが噴火する(笑)「ボルケーノ」、「ダンテズ・ピーク」。一気に世界が氷河期となる「ザ・デイ・アフター」。漁師が…

其の53:映画史上の大傑作「2001年宇宙の旅」

筆者は量こそ全盛期よりはかなり減ったが、今でも月に数冊の映画雑誌に目を通す。先日、発売された某雑誌の特集「世界の映画オタクが選ぶ史上最高の映画」で史上ナンバー1に選ばれたのはー「ショーシャンクの空に」だった!確かにいい映画だとは思うが・・…

其の52:豪華絢爛!貴族の世界「山猫」

先日、民主党代表に就任した小沢一郎氏が青年時代に観た映画として「山猫」の台詞の一説(のニュアンス)を引用していたが、筆者もこの作品が大好きなひとり!但し、誰もが観て楽しめる作品ではない。監督ルキノ・ヴィスコンティの<美学>がわかる人だけが…

其の51:暴走系青春映画「バタアシ金魚」

このブログでこれまでのラインナップから考えると青春映画「バタアシ金魚」が出てくるのは意外に思われるかもしれない。だが筆者は「オールジャンル」全て観る人なのだ!余り驚かないように(苦笑)。岩井俊二の「花とアリス」だって好きだ(注:「花と蛇」…

其の50:ジャッキー・チェンの最高作は・・・

第1回目が「ワイルド・パーティー」で、記念すべき50回目がジャッキー・チェンの作品紹介とは、本当に我ながらいいセンスしてると思う・・・(苦笑)。 筆者の中学生時代のアクション・ヒーローのひとりがジャッキー・チェン御大である。ブルース・リーも…

其の49:「リング」はマジでゾゾーッ!!

そういえば、ここで「ホラー」を紹介していなかったですね!筆者は余りホラー系は好きではない。勿論、理由は怖いから(苦笑)!で、この「リング」はビデオで観た(実は高橋克典主演で1回単発ドラマになったのは観てた)。 結果・・・マジで怖かった!!現…

其の48:正統派大作「ダンス・ウィズ・ウルブス」

ある一時期、奇をてらった映画ばかり公開されてゲンナリした時期がある。そんな時に観たのがアカデミー作品賞に輝いた西部劇「ダンス・ウィズ・ウルブズ」。上映時間は3時間以上あったが全く飽きなかった!「映画らしい映画」を観た感じがした。最近、この…

其の47:「太陽を盗んだ男」のパワーはすげぇ!!

今から30年近く前の邦画である。主演は人気絶頂期の沢田研二。監督はこの作品以来、沈黙を守っている鬼才・長谷川和彦(でも、本人は次回作撮る気マンマンとか)。筆者は近年、久々にこの作品を観直したのだが、その荒唐無稽さ&圧倒的なパワーに打ちのめ…

其の46:「尾道三部作」は「さびしんぼう」でしょ!

久々に邦画を!大林宣彦監督作品は正直<当たり・外れ>が大きい(ファンの方、ごめんなさい)。「漂流教室」や「姉妹坂」を観た時には・・・流石にがっくりきた(苦笑)。でも筆者も彼の代表作「尾道三部作」は大好きである。「転校生」、「時をかける少女…

其の45:「アメリカン・ヒストリーX」は超重量作!

ご存知の通り「アメリカ合衆国」は<人種のるつぼ>である(正確にはネイティブ・アメリカン以外、生粋のアメリカ人はいないのだが・・・)。この「アメリカン・ヒストリーX」はタイトル通りアメリカを舞台に「白人至上主義集団」のリーダーである兄と彼を…

其の44:知る人ぞ知る快作!「ジャッジメント・ナイト」

基本的に筆者は極力<アクション映画>や<サスペンス映画>は押さえるようにしている。この「ジャッジメント・ナイト」はその中で発見した内のひとつ(これ観てる人は意外に少ないんじゃないかなぁ??)!街で偶然、殺人事件を目撃してしまった4人の若者…

其の43:映像革命!「マトリックス」(但し「1」のみ)

何年間に一度、傑作アクション映画が公開されている。「ターミネーター」や「ダイ・ハード」、「スピード」、「レオン」等は本当に面白かった(但し、シリーズ化したもので良かったのは全て「1」のみ。続編は・・・。)!この「マトリックス」はSF+アク…

其の42:ヘビーなサイコ・サスペンス・・・「セブン」

アカデミー作品賞受賞の「羊たちの沈黙」(このテのジャンルでは史上初の快挙!)を皮切りに一時期、山ほど制作された「サイコ・サスペンス」(筆者もかなり観ました)。中でもこの「セブン」は、その重厚さにおいてピカイチの出来です。今ではブラッド・ピ…

其の41:意外な掘り出し物!「ミッドナイト・ラン」

サスペンスやアクション映画には<メジャー作>でなくても意外に拾い物や掘り出し物が多いことはー<映画オタク>なら周知の事実だと思う(今後はそういった作品も紹介していきますので宜しくです!)。 この「ミッドナイト・ラン」は公開当時は一部で高く評…

其の40:これは外せない!「ニュー・シネマ・パラダイス」

「ニュー・シネマ・パラダイス」・・・申し訳ない・・・大メジャー作。傑作である。ここで紹介するまでもないのは分かっているが「ニュー・シネマ・パラダイス」が大好きなんだっ(開き直り)!筆者は当時「新作映画紹介番組」で水野晴郎先生のイチ押しとい…

其の39:「シティ・オブ・ゴッド」はブラジルから来た凄い奴

日本は余り「ブラジル映画」に馴染みがない。公開されるのは国際映画祭で受賞したような作品ばかりである。多くの日系人もいるというのに残念な事だ。そんな中、日本で公開された「シティ・オブ・ゴッド」はブラジル映画の凄さをまざまざと見せつけた傑作且…