2014-01-01から1年間の記事一覧

其の553:恒例2014年個人的映画総括!

はいっ、ということで間もなく2014年も終わろうとしております。そんな中、ロマン・ポランスキー(注:チャラン・ポランスキーではない)の新作「毛皮のヴィーナス」をスケジュールの都合上、無理矢理観にいった次第(デビッド・フィンチャーの「ゴーン…

其の552:バートン最新作!「ビッグ・アイズ」

・・・何気に間が空きました。もう2014年も終わります・・・(滝汗)。 さて“地球破壊王”ことローランド・エメリッヒ監督作「ホワイトハウス・ダウン」か、トム・ハンクス主演の「キャプテン・フィリップス」にしようか迷いましたが・・・<延期>しまし…

其の551:ブラピの方の「フューリー」

ついに2014年も残り1か月を切りました!高倉健さんに続き、菅原文太さんまで亡くなった日本映画界はこの先どうなるのでしょうか・・・。 そんな中、ブラッド・ピットが主演・製作総指揮を兼任した戦争映画「フューリー」を鑑賞。元々筆者は戦争映画も好…

其の550:バートンのルーツ「ビートルジュース」

先日、「ティム・バートンの世界」展を観に行きました。連休中だったので、すっごい人でしたわ(苦笑)!先日、彼が来日した影響も多少はあるのかもしれません。 展示はざっくり書くと「絵画・イラスト」、「造形物」、「映像」の3本立て構成。「映像」以外…

其の549:常識を超えたデスゲーム「神さまの言うとおり」

高倉健さん死去のショックがようやく覚めつつある中(でも思い出すと泣きそう)漫画原作の映画「神さまの言うとおり」を半ば無理矢理観る(→「どんな感性しとんねん!」とつっこまれそうだが、個人的には健さんへのショック療法として、あえて“感動しない作”…

其の548:理想と現実の間で・・・「ナイトライダーズ」

以前も書きましたし、内容が重複しますが・・・どなたもご存じの通り、毎年毎年世界中で山ほど映画が作られているわけで・・・劇場で公開されて我々が目にする作品は、その中のほんのほんの“一握り”。ピラミッドの頂上部分にすぎない。そんな星の数ほどある…

其の547:欧州製サスペンス「刑事マルティン・ベック」

・・・2014年も残り2か月を切りました。あ〜、年ばかり食っていく・・・(涙)。 さて、前回の流れでまたまた<ヨーロッパ映画>を。日本では残念ながらあまり公開されていないスウェーデン映画ですが(筆者も「私は好奇心の強い女」とかごく少数しか観…

其の546:欧州製サスペンス2本寸評

筆者はここで以前から公言しているように<ミステリー・サスペンス好き>である。小説も然り、映画も然り。今回は新しめの欧州製サスペンス映画2本について書いてみようと思う。勿論、筆者のモットーとして“ネタバレ”はありません♪ まず1本目は「トランス…

其の545:人類の未来は!?「フェイズIV」

2週連続台風が襲来した日本列島(嘆)。ホントに筆者が子供の時とは気象状況が大きく変わっていることを実感する。「鉄腕アトム」や「ドラえもん」に描かれたような“明るい未来社会”は・・・来ないのかねぇ?! 筆者が少年時代を過ごした1970年代はかの…

其の544:松本零士先生のお気に「わが青春のマリアンヌ」

秋らしくなってきたなぁ・・・と思ったら10月になっちゃいました(焦)!2014年もまた仕事以外に特になにもない1年で終わりそうです・・・。 いまCMやってる「TSUTAYA発掘良品」中の1本、「わが青春のマリアンヌ」(’55仏・独)を鑑賞。…

其の543:ヴァーホーヴェンの方の「トリック」

スケジュールがあわず見逃した「ポール・ヴァーホーヴェン/トリック」をDVDながらようやく鑑賞。仲間由紀恵と阿部寛が活躍する方ではありませんので御注意あれ(邦題ややこしいわ)。 ポール・ヴァーホーヴェンといえば、このブログ読んでる方なら書くま…

其の542:<短期集中連載>ハリ・ポタ全作一気観③

先日、試写で11月公開予定の映画「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」を鑑賞。これまで同様、主演のシルベスター・スタローン、「ターミネーター」シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガー、「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイ…

其の541:<短期集中連載>ハリ・ポタ全作一気観②

11月公開のインドネシア映画「ザ・レイド GOKUDO」を試写で観ました。前作は冒頭、主人公がトレーニングしたら、すぐ本題(大銃撃戦)という勢いある超シンプルな構成、「ダイ・ハード」第1作目を彷彿させるビル限定の設定、そして世界にその名を轟…

其の540:<短期集中連載>ハリ・ポタ全作一気観①

お盆も過ぎて、ようやく涼しくなりつつある今日この頃ですー。 筆者のあくまで“個人的趣味”としては、それほど「ミュージカル」と「ファンタジー」を好んで観る傾向にはない(SFは好きなんだけどね〜)。正直「ファンタジー映画」は「ロード・オブ・ザ・リ…

其の539:ベッソンの新作「LUCY/ルーシー」を観たけれど

ロビン・ウィリアムズが亡くなったそうで(どうやら自殺らしい)。<名優>にして性格的にもユーモアに溢れたいい人だったのにー。彼になにがあったのかは分かりませんが、本当に本当に残念でならない。心よりご冥福をお祈り致します(涙)! 試写会でリュッ…

其の538:ハリウッド版第2弾「GODZILLA ゴジラ」

早8月に入りました。暑過ぎて死にそうです・・・。ふと考えると、いまのマンションに引っ越ししてから1年以上・・・ホントに月日が過ぎるの早っ!!! いきなりですが<世界共通の認識>として<男子はロボットと怪獣が大好き>だと思う。そうでなければ「…

其の537:日本原作!「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

ようやく関東の梅雨明けも近いようで^^。「早よあけてほしい」と願いつつ、ミステリー小説を読み耽る今日この頃。 さて先日、トム・クルーズ主演最新作「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観ました。高い金払ってIMAX・3Dで(設備がいいのは分か…

其の536:2014年上半期総括&「渇き。」感想

昨日、中島哲也監督の新作「渇き。」を観ました。個人的には「進撃の巨人」を降板した中島さんが“いつの間にか”今作を作ってた感じ。「渇き。」については後述しますが・・・ロマンチックなイメージがある<七夕>に観る映画じゃあなかったなぁ(苦笑)。 大…

其の535:ブラックユーモアたっぷり「毒薬と老嬢」

バタバタしている間に・・・もう6月も終盤(マジか)!ホント、日々があっという間に過ぎるなぁ・・・(溜息)。 以前にも書いたとは思いますが、筆者の人生の愉しみのひとつは“寝る前の時間、ビールを飲みながらミステリー小説を読む”ことで・・・そんな中…

其の534:これぞ地獄絵図「激動の昭和史 沖縄決戦」

めちゃ暑い日が続いていますが・・・週末あたりには関東も梅雨入りのようで・・・はぁ〜あ(溜息)。 またまた試写会に行って、相原コージ原作漫画初の実写映画作品「Z〜ゼット〜」を観ました(7月下旬公開予定)。相原コージの「コージ苑」は連載中、リア…

其の533:これから公開される新作2本

え〜・・・先日、またひとつ年を食ってしまいました。40代にもなると、誕生日なぞ全然嬉しくもない(笑)。 そんな誕生日当日、試写会で観たのが6月末公開の「300<スリーハンドレッド>〜帝国の進撃〜」!誕生日早々にバイオレンス・アクション映画と…

其の532:<番外編>2つのマニアック邦画紹介本

最近<番外編>を書いてないことに気づきました。まぁ、気づいた以上は・・・たまには書こうかな、と(笑)。 いま筆者の手元には2種類の書籍がある。ひとつは「アナーキー日本映画史」シリーズ2冊(洋泉社刊)。そしてもうひとつが「カルトムービー 本当…

其の531:アイデア一発勝負!「ゼロ・グラビティ」

ゴールデンウィークも終わりました。まぁ、テレビマンには元々関係ないけどね・・・(苦笑)! 昨年末と今年のあたま、周囲の何人かに「観ましたか?」、「観ましたか?」とさんざん尋ねられた映画のひとつが大ヒットしたSFサスペンス「ゼロ・グラビティ」…

其の530:異色和製ミュージカル「ああ爆弾」

ディズニーアニメ「アナと雪の女王」が大ヒット中のようですが(筆者未見)・・・いうまでもなく我が日本にも<ミュージカル映画>はあるわけで。その中でも異色作といえるのが東宝の「ああ爆弾」(’64)!監督・脚本は「独立愚連隊」の岡本喜八(←このブ…

其の529:60年代末前衛カルト作「薔薇の葬列」

はやくも4月も中旬になりました。お花見は・・・特にしなかったなぁ(苦笑)。 前回アメリカのB級アクションカルト映画「ローリング・サンダー」を紹介したので、今回は日本映画「薔薇の葬列」(’69)を。映画評論家、実験的映像作家・松本俊夫監督の劇…

其の528:久更!で「ローリング・サンダー」

約1か月ぶりの更新・・・です。やっと諸々落ち着きましたわ^^。 そうそう、先日人気漫画の実写化「銀の匙」(注:「銀のさら」ではない)を観ました。無理矢理“胸きゅん”シーンとか“過剰な劇的盛り上げ”を排した作劇で好感を持ちました。学生時代に“ドラ…

其の527:ダレ場一切なし「日本のいちばん長い日」

<東京大空襲>から69年目ということで・・・<東日本大震災>といい、「3月」とは日本人にとって本当に辛い歴史のある月だよね・・・。 ということも踏まえつつ今回紹介するのは「日本のいちばん長い日」(’67)!岡本喜八監督による超濃密な“教科書で…

其の526:「キック・アス2」続編の出来は!?

何だかんだしている内に月が変わってしまいました(汗)。しかし3月なのに、この寒さ・・・やっぱり全地球的異常気象が進行していることは間違いないな・・・。 先日、久々映画館に行って「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」を鑑賞。“なりきりヒー…

其の525:勝手に五輪シリーズ第2弾「炎のランナー」

前回の「クール・ランニング」に引き続き、勝手に五輪シリーズ第2弾(笑)!当然、作品は「炎のランナー」(’81・英)^^。第54回アカデミー賞作品賞ほか受賞作・・・ホントにホントにメジャーすぎて申し訳ない!おまけに冬季オリンピックじゃないし(…

其の524:ソチ五輪と併せて「クール・ランニング」

ソチ冬季オリンピックを観ていたら・・・突如思い出した映画が→「クール・ランニング」!!我ながらベタだねぇ(苦笑)。一瞬、「炎のランナー」と迷ったんだけど、季節的にはこっちかなぁ・・・と^^。雪の降らないジャマイカに住む男たちがボブスレーチー…