其の43:映像革命!「マトリックス」(但し「1」のみ)

 何年間に一度、傑作アクション映画が公開されている。「ターミネーター」や「ダイ・ハード」、「スピード」、「レオン」等は本当に面白かった(但し、シリーズ化したもので良かったのは全て「1」のみ。続編は・・・。)!この「マトリックス」はSF+アクションに、新たな<映像表現>を加えた事を評価してここで取り上げる。
 大ヒット作なので敢えてストーリーは紹介しないが、この作品のソフトとPS2が「DVD」の普及に一役買った功績もある。業界人的には、やはり「ブレッド・タイム」(人物は固定状態でカメラが周りを回るやつ)の発明だろう!!他の作品や日本のCMでどれだけ真似された事か(苦笑・おかげですっかり食傷気味)。
 「うる星やつら」や「パトレイバー」、「攻殻機動隊」で知られる押井守監督は「日本のアニメが実写でやられて心情的には複雑」という主旨を当時コメントしていたが、これは<日本アニメオタク(笑・いまでは「ジャパニメーション」とは言わないらしい)>のウォシャウスキー兄弟を誉めるしかないだろう。脚本家(スタローン主演「暗殺者」)からスタートした二人が監督2作目でよくぞここまでチャレンジしたと思う(ちなみに監督デビュー作「バウンド」は傑作サスペンス!熟女のレズ・シーンをこれで初めて観た・笑)。
 ところが、この作品も2作目「リローデッド」、最終作「レボリューションズ」とシリーズ化したら、何だかなぁ。あのラストは決して許せん(怒)!まぁ、オチは書きませんので観たい方だけ観て下さいー。

 
 P・S「貧乏一家の主婦」さん!コメント寄せて頂き有難う御座います!「羊たちの沈黙」の続編は「ハンニバル」です!この作品も・・・トホホでしたね(笑)。