其の61:死ぬ前に絶対観ろ!「ロッキー」シリーズ

 つい先日、うちの番組スタッフの一部が「ロッキー」を観ていない事が判明(怒&嘆)!これを観ずして何を観るというのか?なにをしに映像業界に入ったのか??・・・レトロ懐古映画やお涙頂戴純愛映画観る前に、おすぎではないが筆者は叫ぼう!「この映画だけは死ぬ前に絶対、観なきゃダメ!!」

 大メジャー映画ゆえ敢えて内容にはふれない。「1」でよく知られる裏話は、売れない映画俳優シルベスター・スタローンが<あるボクシングの試合>を観て感動し、3日徹夜をして自ら脚本を書き上げ、映画会社に売り込みに回った(後年、そのモデルから「金よこせ!」と訴訟沙汰になったが)。だが、どこのスタジオも脚本は買うと言うが、彼主演という条件はどこもが「NO」!結局、紆余曲折を経て「低予算」、ポルノ映画出身のジョン・G・アビルドセン(後に「ベストキッド」シリーズも演出)を監督に制作はスタートした。で、後は皆さんご存知のように、映画は大ヒットしてアカデミー作品賞まで受賞!スタローンは「アメリカン・ドリーム」の体現者になったわけだ。
「チャンピオンを相手に最後までリングに立っていられたら、俺はクズじゃない!」三流ボクサー・ロッキーの決意は感動ものである。そして、この映画には世界一有名な<テーマ曲>がある。世界中の誰もが知る<特訓>がある。・・・ちなみに当初の脚本では、試合に負けたロッキーは最後、彼女のエイドリアン(演じるタリア・シャイアはコッポラの妹。「ゴッドファーザー」にも出てる)とただ寂しく去ってゆくというのがラストだった(映画のポスターやチラシがこの場面)。知ってた??
 ちなみに筆者は「ロッキー2」(スタローン監督兼任)が一番好き!で、「1」「4」、「3」と続きます(ストリート・ファイトで終わる「5」は・・・最悪だった)。現在、製作中(ホント!)の「ロッキー6」は・・・果たしてどーなる!?無理矢理作らなくてもいいんですけど・・・。