其の44:知る人ぞ知る快作!「ジャッジメント・ナイト」

 基本的に筆者は極力<アクション映画>や<サスペンス映画>は押さえるようにしている。この「ジャッジメント・ナイト」はその中で発見した内のひとつ(これ観てる人は意外に少ないんじゃないかなぁ??)!街で偶然、殺人事件を目撃してしまった4人の若者が犯人グループ4人に追われる「死の逃避行」−俗に言う<マンハント>ものの快作だと思う。
 さほど予算のかかっている作品ではないが、出演者は(いま観ると)豪華!主役のエミリオ・エステベスデミ・ムーアと交際していたのも今は昔・・・)を筆頭にまだ注目される前のキューバ・グッディング・Jr(「パール・ハーバー」、「ザ・ダイバー」)にスティーヴン・ドーフ(「バック・ビート」、「ブレイド」の「1」)が命からがら深夜のスラム街を逃げ回る!!若き日の彼らの姿を観るだけでも「人に歴史あり」で楽しい(笑)。
 監督はスティーブン・ホプキンス。この作品以前には「プレデター2」や「エルム街の悪夢5」等、主に<続編監督>だったが(ファンの方、失礼!)、筆者は今作で俄然彼に注目し、しばらく彼の作品を追っかけた時期もある(ジェフ・ブリッジス主演の「ブローン・アウェイ/崩壊の序曲」とか)。だが、段々と凡作を連発し・・・すっかり観なくなってしまった。是非、復活して欲しい監督のひとりである。そういった意味ではジョン・ウーも・・・ここ2、3作は残念な出来(「ウインド・トーカーズ」、「ペイ・チェック」)。
 
 まだしばらくは我慢するけどさ・・・次は頼むぜ、ウー!そうじゃないと期待出来るアクション映画がマジでなくなっちゃう(苦笑)。