<其の816>新年1発目は「エクスペンダブルズ ニューブラッド」寸評

 2024年になりました。本年も宜しくお願い致します。

 ところが新年初日からこの国では大災害が起き・・・その他、10日あまりで色々ありすぎ!一体どんな1年になるのやら・・・(怖)。

 

 年末の予告通り、シリーズ第4弾「エクスペンダブルズ ニューブラッド」を観て来ました。筆者が前作を観たのが2014年の9月だからー約10年ぶりの新作!!絶賛公開中につき、サクッと書きます。加えて、パンフレットは過去3作同様、超ぶ厚い!

 

 第3次世界大戦を画策する謎の私兵軍団を止めるべく、CIAから依頼を受けたエクスペンダブルズが新メンバーを加えて活躍する・・・相変わらずストーリーはこれまで通り超シンプルでいいね(笑)!

 

 このシリーズ最大の“売り”であるエクスペンダブルズのメンバーにはシルベスター・スタローンジェイソン・ステイサムドルフ・ラングレンらの従来メンバーに加え、新メンバーとしてアンディ・ガルシア(「アンタッチャブル」)、ミーガン・フォックス(「トランスフォーマー」シリーズ)、トニー・ジャー(「マッハ!」シリーズ)他が参加。敵役にはイコ・ウワイス(「ザ・レイド」シリーズ)が扮している。これだけ読んでもお分かりの様に、過去3作の超豪華俳優陣(シュワちゃんブルース・ウィリスハリソン・フォードメル・ギブソンほか)と比較すると・・・アクターとしての粒が小さいよなぁ(各俳優のファンの方々すみません)。トニー・ジャーやイコ・ウワイスはマジでアクション出来る凄い人達ではあるのだけれど。

 過去にも出演依頼していたジャッキー・チェンカート・ラッセルジャック・ニコルソンとかが出てたら今作のワクワク度が全然変わってたと思うけど。更に<アクション>で考えるとトム・クルーズキアヌ・リーヴス(せめてジョン・トラヴォルタ)、女優陣もアンジェリーナ・ジョリーミラ・ジョヴォヴィッチキャメロン・ディアスが出てたら良かったなぁ~(まぁ・・・出ないだろう)。

 また今作は主役が高齢のスタローン(1946年生)からステイサム(1967年生)にバトンタッチ(ゆえに邦題の副題が「ニューブラッド」)。序盤に「えっ!?」という意外な展開もある。ぶっちゃけ、筆者世代(「ロッキー」シリーズ&「ランボー」シリーズのリアル鑑賞世代)はスタローン見たさにこのシリーズも観てるんでね・・・ちょっと寂しかった。なんでも今シリーズの<スピンオフ>企画の1本がステイサムを主人公とした話で、それが今回の元になったそう。

 

 スタントマン出身のスコット・ウォー監督のもと、カーチェイスにドンパチ(大爆破含む)、肉弾戦と作品の肝であるアクションはてんこ盛り^^!邦画では出来ない、80年代からのお約束、ハリウッド大派手アクションを見せてくれる。「アクション映画」としては充分、及第点なんだけど<往年のアクションスター大集合>がこのシリーズの<柱>なので、その意味で今回の出来は・・・最下位だわ。ステイサム主役で今後作られるであろう<第5弾>がどういうメンバーになっていくのか、一アクション映画ファンとして注視したいと思う。