<其の802>シリーズ7作目「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」寸評

 この酷暑の7月・・・映画館に行きまくってます。「インディ・ジョーンズ」、宮﨑駿「君たちはどう生きるか」、そしてトム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング  PART  ONE」を鑑賞。ここまで観ればいくら<ネタバレサイト>、<考察サイト>が乱立しても個人的には大丈夫(笑)!トムさんの「ミッション:インポッシブル」シリーズもスタートして約30年・・・(年月が経つのは早いわ~:汗)大ヒット上映中につき、ネタバレしないようにサクッと書きますわ(新作レビューが続いてますが、次回は旧作を書こう。うん。多分。書くだろう・・・書きたい)。

 

 今回のミッション→人が手にすると世界に大きな災いを起こす“ある装置”を巡って、イーサン・ハント(=もちトムさん)らIMFのメンバーが世界中をまたにかけアクション、アクション、またアクション!しかも敵はイーサンがIMFに入る前の過去を知る人物。果たして争奪戦の行方はー!?

 

 話の発端となる設定及びストーリー展開は毎度おなじみのパターンなんだけど、上記のように書くと「インディ・ジョーンズ」に似てるよね(笑)。しかもシリーズ初の2部作の前編だから、いいところで終わるに決まってる(笑)!でも丁度いい区切りで終わるようにされているのが今作の親切なところ^^。

 かつて、このシリーズは毎回監督が変わってて「1」よりも「2」、「2」よりも「3」、「3」よりも「4」・・・とドンドンレベルが上がっていく凄いシリーズだったんだけど「5」でちょっと落ちて(←この「5」から監督が脚本家でもあるクリストファー・マッカリーに固定された)、「6」は再び上昇。そして、この「7」は・・・いまのところの最高傑作「4」に並ぶぐらい凄かった^^!!バイクで崖からダイブする場面のメイキング(=長期間練習したトムが自ら演じてる)はTVのワイドショーでもさんざん紹介されたけど、あのダイブシーン以降も凄いアクションがひたすら続くから。

 「ワイドショー」といえば・・・ふと思い出したのが今作はコロナ渦の真っただ中で撮影されてるんだよね。ソーシャルディスタンスをとらずに話していたスタッフを見たトムさん(プロデューサーも兼任)が激怒して説教した、という報道もあったなぁ(懐)。そんなコロナ渦でここまで大規模なアクションを敢行した今作のスタッフ・キャストには敬意を表する。

 

 話の展開の良さに色んなパターンのアクション満載でアッという間の2時間半だったけど、まだ「PART  TWO(後編)」が残ってるので・・・いま時点での評価は早計だろう。ヒロイン(=演じるのはヘイリー・アトウェル)が極悪の峰不二子みたいな感じで、いまいち観客の共感は得られていないと思うが、今後彼女がどういうキャラに変化してゆくのかも踏まえて続きを愉しみに待とうと思う。

 本来は来年公開予定だったけど・・・ストライキの影響で、撮影はいつになることやら(トホホ)。