<其の776>「ククルス・ドアン」じゃなくて「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」短評

 2022(令和4)年の6月も終わりですが(今年の半分終了)・・・ウクライナの先は見通せず、国内はコロナも遂に増加傾向&梅雨は史上最短で終了した上(この先の水不足が心配)、連日の猛暑!!世界は、日本は・・・大丈夫なのか!?

 

 ふと思うに→→→最近、当ブログで<アニメ(劇場版)>はしばらく書いてなかったですね!近頃は上映後(あるいは同時に)配信の方に移行してソフトが出ない作品が増えつつあって困ってるんだけど、そんな中、昨年公開された「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」はソフト化されてるものの、配信されてるせいか未だ<レンタル>されてない(うちの近所だけの可能性もあるけど)!!・・・仕方ないからソフトを買いましたよ。

 

 お話は映画「逆襲のシャア」から12年経った宇宙世紀0105年ー。成長したハサウェイ・ノアは反地球連邦政府組織に入ってて、テロ行為を行う・・・といったお話。そんな彼に正体不明の美少女ギギ・アンダルシアと地球連邦のケネス・スレッグ大佐が絡んでくる。その昔、ガンダムの原作者・富野由悠季御大自らが書いた同名小説(ラノベ)の映像化(「上」、「中」、「下」巻の全3冊)。久しぶりに再読した後、今作観たら「中」の頭ぐらい迄の要素が入ってた。

 肝心の作品の出来は・・・観た方々は賛否両論ですな(苦笑)。CG使った映像のクオリティーが賞賛されてる一方、<3部作予定>の1作目という事もあって新キャラ紹介に尺がとられてる&ストーリー上、以前のような戦争シーンないから地味だし、描かれる戦闘が<夜戦>ばっかなんで、モビルスーツペーネロペー(←すげー名前)はおろか、ハサウェイが乗る主人公機クスィーガンダムも暗くてよく見えない辺りに沢山の不満が散見される(苦笑)。当然の事ながら「逆シャア」観てないと分からない要素が入っているから<ガンダム一見さんお断り>作品でもある。筆者も賛否でた事がよ~く理解出来た。富野御大はプロデューサーに小説通り過ぎると言ったとか(笑)。

 個人的にはモビルスーツがよく見えないのは残念だったけど、アムロやシャアが出ないガンダムは物足りなく思ってしまうから(←「ファースト」から「Z」、「逆シャア」リアルタイム鑑賞世代)、原作小説にはないアムロの台詞やタブレット内のシャアの画像とか“ファーストからのにおい”があったのは嬉しいし、ここまで夜戦オンリーの作品もなかったので・・・3部作中の1発目だから次に期待する事にしました(なんでも次は今作よりも大幅に脚色されるようで・・・)。

 

 ただサブタイトルは発表されたものの、2作目の公開予定日が発表されてないんだよね~!ラストの3本目なんて・・・いつになるのやら!?それでソフト買ったのもあるんだけど(苦笑)。富野御大自ら手掛ける「Gのレコンギスタ」5部作(!!)の4作目と5作目は年内公開予定なのに・・・。とりあえず2作目の公開日の発表を待つとするか。