其の383:<番外編>2010年上半期総括

 ふと気付くと今年も半分終わる・・・ということで構想してたネタを次回に回して2010年上半期のおさらいを^^。1月から劇場に足を運んで観た順に作品名を列挙していきます(TV放送、DVD、試写会除く)。

 1:「アバター(3D)」
 2:「Dr.パルナサスの鏡」
 3:「ゴールデンスランバー
 4:「ラブリーボーン
 5:「インビクタス 負けざる者たち」
 6:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
 7:「シャーロック・ホームズ
 8:「シャッター アイランド
 9:「第9地区」
 10:「タイタンの戦い(3D)」
 11:「ウルフマン」
 12:「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲
 13:「アリス・イン・ワンダーランド(3D)」
 14:「ヒーローショー」
 15:「プリンス・オブ・ペルシャ
 16:「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」
 17:「グリーン・ゾーン
 18:「アウトレイジ
 19:「告白」

 
 ・・・と半年で19本。社会人で平均月3本ペース・・・もう少し観たかったけど・・・致し方なし、か(暇じゃないんで)。ジェームズ・キャメロンティム・バートンテリー・ギリアムイーストウッド北野武の新作が公開されて2010年上半期はいい年になったと思う。筆者的にも、それほどチョイスした映画をハズしてないし(笑)。

 
 振り返ってみると、今年は猫も杓子も「3D、3D」と騒ぐ「3D元年」ということで(←誰がつけたんか?)筆者も既に3本程観ているけど・・・この3本に共通していた事は<映画>としてどれも出来が並だったこと(苦笑)。<浮き出してくる臨場感>なぞ、最初の10分で慣れちゃうし、大昔も3Dは台頭してきたTVの対抗策のひとつとして登場、ブームになるもすぐ消えた歴史があるし。<臨場感が出る>ことと、観客が本来求める<感動したり、ワクワクしたりする体験>はあくまで別のお話なのだ。映画業界だけでなく家電メーカーも今後こぞって3DTVの開発・製造に乗り出すようだが、これもTVの販売数が地デジ化が済んだら頭打ちになるのがミエてるんで、その打開策の内のひとつとして喧伝してるだけのこと(本当に「歴史を繰り返し」てますな〜。でも放送する番組ソフトはどうする気なんだろ?)。その辺りのことは分かる人は分かっていると思うので、オトナの映画オタクたちは静観していましょう^^。

 
 クリント・イーストウッド北野武の映画は良かったんだけど・・・キャメロン&バートン、そしてピーター・ジャクソンは期待ほどではなく(どれも脚本が悪かったねぇ)・・・一番ガックリきたのが「シャッター アイランド」のマーティン・スコセッシ!!こんなオチの作品をスコセッシともあろう人が・・・何故??先日、取材先で待ち時間の間、休憩でいらした某ドラマのスタッフの方々ともこの映画について話したんだけど、観た人全員がっかりしてた(笑)。次回作は何だか知らんが・・・次は頼むよ、スコセッシ(祈)!!


 この中で一番面白かったのはやはり「第9地区」!なんで宇宙船の燃料となる黒い液体が人間にかかると宇宙人化していくのは未だに謎だが(笑)、発想&脚本全てにおいて良し!クライマックスの<パワードスーツ>も本家の「スターシップ・トゥルーパーズ3」や「アバター」より遥かにカッコいい!!こういう画期的な映画の続きは大半ハズすんで、続編はやめといた方がいいとは思うけど(笑)。


 さて7月から下半期ですが・・・観たい映画が上半期に比べて極端にないなぁ。世間では小人の女の子のアニメ映画と、お台場でテンヤワンヤする警察映画がヒットするんだろうけど(苦笑)。秋公開の石井隆の新作は当然観るけど・・・世間を騒がせたあの人がギチギチに縛られる「花と蛇3」も石井との団鬼六つながりで、ついでに観ようかな(笑)。


 <どうでもいい予告>このあと3回、古〜い日本映画を執筆予定!あくまで筆者の気が変わらなかったら、だが^^。