其の312:番外編「80年代ベスト映画」

 多忙につき隙をついての更新です!先日、「ローリングストーン日本版」が「80年代映画ベスト30!」なるものを発表していました(=勿論、洋画オンリー)。<80年代>は筆者的に「20世紀少年」として思春期を過ごした並々ならぬ思いがある時代(→「大阪万博」行ったのは、もう少し上の世代)。ところが発表された作品の中には・・・(苦笑)。とりあえず、書かれている30作品を紹介します(50音順)!

 1:「アイアン・イーグル」(’86)
 2:「愛と追憶の日々」(’83)
 3:「ある日どこかで」(’80)
 4:「エレファント・マン」(’80)
 5:「エンドレス・ラブ」(’81)
 6:「狼男アメリカン」(’81)
 7:「俺たちは天使じゃない」(’89)
 8:「ガンジー」(’82)
 9:「クレイマー、クレイマー」(’79)→これ「70年代」じゃん(苦笑)!
10:「クロスロード」(’86)
11:「グロリア」(’80)
12:「刑事ジョン・ブック 目撃者」(’85)
13:「コイサンマン(旧題「ブッシュマン」)」(’80)
14:「恋におちて」(’84)
15:「告発の行方」(’88)
16:「ザナドゥ」(’80)
17:「スカーフェイス」(’83)
18:「ストリート・オブ・ファイヤー」(’84)
19:「スパイナル・タップ」(’84)
20:「トッツィー」(’82)
21:「トップガン」(’86)
22:「摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に」(’87)
23:「裸の銃(ガン)を持つ男」(’88)
24:「普通の人々」(’81)
25:「フライング ハイ」(’80)
26:「プリティ イン ピンク/恋人たちの街角」(’86)
27:「ブレックファスト・クラブ」(’85)
28:「ベスト・キッド2」(’86)
29:「ベスト・キッド3 最後の挑戦」(’89)
30:「ホワイトナイツ 白夜」(’85)

 
アカデミー作品賞を受賞した作品(「愛と追憶〜」、「普通の人々」ほか)やここでも以前紹介した「スカーフェイス」や「ストリート・オブ・ファイヤー」ほか納得の作品も多々あり。
 80年代は「青春映画の巨匠」ジョン・ヒューズハワード・ドイッチが活躍していましたな(懐)!モリー・リングウォルドとかアンドリュー・マッカーシーっていま何してるんだろう!?ヒューズ関連作品の中でも筆者的には「恋しくて」(麗しのメアリー・スチュワート・マスターソン!)がベストだけど(かのキムタクも「恋しくて」は好きらしい)^^

 ヒューズ同様、80年代はジョン・ランディス監督が活躍。ランディスも<最近、きかない監督>として年内にとりあげないと^^!

 トム・クルーズがブレイクした大ヒット作「トップガン」はいまやメグ・ライアンヴァル・キルマーの出演作としても知られている。けどF−14の飛行&戦闘シーンはヘルメットしてるから誰がしゃべっているかサッパリ分からないし、「ありもの映像」使っているからトムキャットの機体がコロコロと変わるという欠点も多々あり(苦笑)。

 「エレファント・マン」はデビッド・リンチの名を一躍世界的にした一作。で、彼としては数少ないまともな映画(笑)。筆者は公開当時、「エレファント・マン」ことジョン・メリック本人の写真を観たことがあるんだけどー凄かった!!映画は特殊メイク担当者がビビッたため(本当)かなりマイルドな顔になってる。興味のある方は自分で調べてちょんまげ(死語)!

 「コイサンマン」のニカウさん(=「ブッ●ュマン」は差別用語なんだと)はあの後、様々な「香港映画」に出演していることは、コアな映画オタク以外には余り知られていない(笑)。

 「トップガン」、「刑事ジョン・ブック」そして「告発の行方」の3本に出演しているのがケリー・マクギリス!彼女も完全に消えましたな・・・。きっと、どこかでいい奥さんしてるんだろーね(=当時から30はいっていたと思うけど)。

 爆笑作「裸の銃を持つ男」(=筆者的には「2」が好き)の原題は「ネイキッド・ガン(→邦題はまんま訳しただけ)」。勿論、この意味は「男性器」すなわち「チ●ポ」のこと。なんちゅータイトルだ(笑)!

 ラルフ・マッチオの「クロスロード」に「ベスト・キッド2」&「3」がベストに入っているけど・・・正気か(爆笑)!?特に「ベスト・キッド2」は「珍作」や「迷作」扱いならわかるけど。知られざる傑作アクション「アイアン・イーグル」が入っていたりする一方で、アメリカでは「クズ(底抜け超大作)」扱いの「ザナドゥ」が入ってる(苦笑)。どう考えても他に選ぶものがあるだろう!!そういう意味で、この30本は<玉石混合>のリストであり、10〜20代の素人は騙せても、筆者は騙されないゾ。

 
 まぁ、「ローリングストーン」誌は映画専門誌じゃないから、筆者から見て妙なチョイスであっても目くじら立てる必要はないかもしれんが。これから筆者もおいおい80年代作品を紹介していきますわ!「おいおい」ね^^