其の359:<番外編>最近出た本のベスト10

 いろいろあって間が空きました・・・察して下さい。で、今回紹介するのはスーザン・サランドンの乳出し&腋毛出しありの「ぼくの美しい人だから」とダイアン・レイン主演「理想の恋人.com」の恋愛映画2本・・・嘘です。両方ともいい映画ですけどね、この欄には似合わない(笑)。
 最近またまた映画特集本がいろいろ出ていますが・・・かのキ●マ旬報が創刊90周年ということで2冊のムック本を出しましたが・・・そこで選ばれた洋画ベスト10を紹介しましょう!


 1位:「ゴッドファーザー
 2位:「ウエスト・サイド物語」&「タクシードライバー
 4位:「第三の男」
 5位:「勝手にしやがれ
 6位:「ワイルドバンチ
 7位:「2001年宇宙の旅」
 8位:「ローマの休日」&「ブレードランナー
 10位:「駅馬車」、「天井桟敷の人々」、「道」、「めまい」、「アラビアのロレンス」、「暗殺の森」、「地獄の黙示録」、「エル・スール」、「グラン・トリノ


 う〜ん、いかにもキ●旬(笑)!選者の世代がよく分かるわ。クラシックな名作ばっかし。映画オタクなら、上記の作品ぐらいは普通全て観てるだろう(筆者含む)。新しいのは新作も控えているイーストウッドの「グラン・トリノ」のみか。
 さすがにいまの若い人は「勝手にしやがれ」は選ばないだろうし(当時の衝撃を知らんから)、ヒッチコックなら「めまい」もいいけど、筆者なら他の作品を選ぶなぁ。メジャーなとこなら「サイコ」、通好みだと「疑惑の影」あたりだよな〜。ベルトルッチなら「暗殺の森」より出来は「1900年」の方が上でしょ。・・・まっ、いいけど。
 ちなみに<邦画>の1位は「東京物語」だって。以下「七人の侍」とか「生きる」とか(笑)。ホントにホントにキ●旬らしいベストなので、以下割愛!興味ある方は自分で読んでおくんなまし。


 
 その点、筆者が創刊以来こよなく愛する「映画秘宝」2月号の特集<ゼロ年代が選ぶベスト>は以下の通り(→ちなみにゼロ年代とは次世代を担う若い方々を指す。00年から09年まで日本で公開されたものの中での投票)!


 1位:「殺人の追憶
 2位:「宇宙戦争」(スピルバーグトム・クルーズのやつね)
 3位:「トゥモロー・ワールド
 4位:「少林サッカー
 5位:「デス・プルーフinグラインドハウス
 6位:「愛のむきだし
 7位:「グラン・トリノ
 8位:「ダークナイト
 9位:「アポカリプト
 10位:「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」


 さすがにこの10年から選ばれただけあって、先述のキ●旬とまるで違う(笑)。アニメやチャウ・シンチーが入ってくるのは流石に映画秘宝だ(笑)。唯一かぶっているのは「グラン・トリノ」というのもいい(→「グラン〜」はもうまもなく更新予定の筆者の「今年観た映画」の中で言及する予定)^^。
 ただ筆者が選ぶなら「宇宙戦争」や「デス・プルーフinグラインドハウス」には投票しないけどね(苦笑)。つい先日公開されたばかりの「愛のむきだし」と「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」は未見。今度暇だったら観てみっか(笑)?

 
 どうやら年末から来年早々にかけて「3D映画」と「ファンタジー作品」が花盛りのようだけど(あと、ありがちなTVドラマの映画版ね)・・・個人的には大して3Dとファンタジー自体に興味はないんだけど、その内何本かは好きな監督の作品なので(ティム・バートンピーター・ジャクソン、そしてテリー・ギリアム!)劇場に通おうとは思っているけど。ついでに書くと「のだめカンタービレ」2部作はレンタルでいいや(笑)!


 
 <追記>自分のスケジュールを考えると、あと1回更新したら2009年は終わりそうです。9割方、<今年観た映画の総括>になるんだろうなぁ。360回目とキリもいいし(笑)。