其の150:今後、期待が持てるシリーズもの

 昨今、日本もハリウッドも「リメイク」と「続編」ばかりで<企画不足>が叫ばれて久しい状況ではありますが、少なからず期待の持てるシリーズもあります。そこで、今回はハリウッド映画を中心に期待出来るシリーズものをまとめてご紹介しましょう(珍しく、まともな書き出しだ:笑)!勿論、あくまでも筆者の「私見」ですので悪しからず。


 まずは今年5月に公開される「スパイダーマン3」!ホラー映画出身の監督サム・ライミを世界的メジャー・ディレクターに押し上げたアメコミ映画です。なんといっても摩天楼を舞うスパイダーマンの浮遊感が素晴らしい!まさに最新CG技術の賜物。かたやティム・バートンの手を離れた「バットマン」は妙なリアル路線になってしまいましたが、スパイダーマンは「3」も期待できそう。これぞ一押し!!


 11月に公開されるマット・デイモン主演のスパイ・アクション「ボーン」シリーズ第3弾が「ボーン・アルティメイタム」(「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」の続きよん)!ロバート・ラドラムの原作は3部構成ながら、今回はオリジナル・ストーリーだそうで。1、2作は快作だったので期待大!


 2008年公開予定の「アンダーワールド3」。「パールハーバー」のケイト・ベッキンセール峰不二子風衣装でライカン(=狼男一族)と戦うヴァンパイア(=吸血鬼)に扮したゴシック・アクションの第3弾!「1」は設定やジョン・ウーを彷彿させる2丁拳銃アクションでかなり期待したのですが・・・最後は「仲間同士の内輪揉め」で終わる残念な展開。
しかし「2」では<何故、狼男たちと戦わねばならんの?>という根源的な問題を描いて、筆者の期待度を上げた。「3」は2つの種族の創生がテーマになるようだがー再び盛り下げない事を祈るのみ(笑)。以上、3作品が筆者の期待する<シリーズもの>です。


 昨年、大ヒットした「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ最終章「ワールド・エンド」も今年5月の公開(なんかみんな「3」ばっかだ:苦笑)。「1」は面白かったけど、「2」はいつの間にか主人公がジョニー・デップになってしまった(笑)。おまけに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」よろしく2と3を同時制作!まぁ・・・全部終わってから観ればいいや(笑)。


 この他にも12年ぶりに復活するブルース・ウィリスの「ダイ・ハード」にハリソン・フォード主演の「インディ・ジョーンズ」(大丈夫か)のほか<続編王>と化した我らがシルベスター・スタローンの「ロッキー」の新作は今年4月、「ランボー」の新作は来年公開予定(苦笑)。ゲームまんまの「バイオハザード3」(しかしミラ・ジョボビッチはこのシリーズといい「ウルトラヴァイオレット」といい<女闘美アクション>のヒロインばかり)、インディの類似品「ハムナプトラ」と「ナショナル・トレジャー」も続編が待機!


 更に続編が予定されている作品名だけ挙げても、リメイクなのにいつの間にかシリーズ化した「オーシャンズ13」(笑)を筆頭にパリで撮影したジャッキー・チェンの「ラッシュアワー」や「シン・シティ」、新しくなった「スーパーマン」や「バットマン」、「パニッシャー」(注:ドルフ・ラングレン主演じゃない方)、「ヘルボーイ」に日本じゃコケた「ハルク」、いまいちだった「コンスタンティン」。果ては「ハンニバル」、「エイリアンVS.プレデター」(!!)、「ホステル」に「オープンウォーター」・・・(正気か?)。

 
 勿論、「ハリー・ポッター」も「007」も「ソウ」、「ナルニア国物語」も続きます・・・。「シュレック」や「トイ・ストーリー」等まだまだありますが、とても書ききれまへん(苦笑)。愉しみでもあり、恐ろしくもある(笑)<シリーズ映画の世界>。いや〜、映画って本当に素晴らしいですね(苦笑:「オリジナル企画」も頑張れ!!)。