なんでも大友克洋監督が「蟲師」をオダギリジョー主演で映画化のニュース！先日、公開された押井守監督の映画も純粋なアニメーションではなかったし・・・。なんか寂しいですね。日本が世界に誇る＜アニメーション作家＞がアニメを作らずに実写に走るのは。もっともおふたりは以前にも「実写」映画を作られているので、それほど落胆する必要もないのですが。
宮崎駿監督のご子息まで監督になるとは思っていませんでしたが（その「ゲド戦記」はジブリ・ブランドで大ヒット間違いなし・・・らしい）、肝心のお父さん・駿氏の新作はーあるのかしら？もし、なかったらアカデミー会員の誘いを断ったのは無駄になる（苦笑）。
大友克洋といえば、いわずと知れた漫画家であり、現在「日清」のＣＭにも絡んでる（笑）。彼の漫画＆アニメの代表作はやはり「ＡＫＩＲＡ アキラ」でしょう！日本の＜サイバー・パンク（死語？）＞であり、その緻密な画作りと彼一流の＜破壊の魅力＞がたっぷり描かれています（笑）。ストーリー的には漫画のダイジェストの感は否めませんが、日本アニメのクオリティーの高さを実感すること請け合い（この間、久々に「トムとジェリー」観たもんだから、そのギャップは凄かった：笑）！ちなみに「ＡＫＩＲＡ アキラ」は漫画もアメリカで発売され、外国人の間でもその知名度は抜群！そのおかげか「ロボコップ３」のロボット忍者の名前が「オオトモ」になったほど（ホント：笑）。それにひきかえ、この前の「スチーム・ボーイ」は・・・残念な出来でした。「祈！名誉回復」。
一方、押井守監督といえばー筆者の世代的には「うる星やつら」となる（笑）。彼の特徴は、他人の漫画の設定を借りてキチンと自分の味を出せること！
映画第２作「うる星やつら２ ビューティフル・ドリーマー」は文句なく傑作！この哲学的な内容はその後の押井作品に通ずるものがある。「機動警察パトレイバー」シリーズーこれも「２」になるが、もし＜首都圏でテロが起きたときの仮想シュミレーション＞を展開！漫画やＴＶシリーズのファンを唖然とさせた（笑）。
中でも「攻殻機動隊」（原作・士郎正宗）は、アメリカでもヒットした＜ジャパニメーション（死語）＞の代表作！ＣＧ処理もふんだんに施され、見応えのある（かつ少々、難解）アクション活劇を見せてくれます。続編「イノセント」はー完全に押井ワールド！どうやら彼は＜２本目＞にやりたい事をやるのが趣味とみた（苦笑）。
宮崎、押井、そして大友。彼らの＜新作アニメ＞をクビを長くして待つ！！
