<其の800>最終作!「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」短評

 7月になりました(明日は七夕)。今年の梅雨は・・・いつ明けるんでしょうねぇ?平年通り今月下旬なのかしら??

 

 先日「ハケンアニメ!」を鑑賞しました(タイトルの「ハケン」は「派遣」じゃなくて、「覇権」の方ね)アニメ業界を舞台に新人女性監督と、天才イケメン監督が同時間帯に放送される作品の視聴率を競う<お仕事映画>。アニメ業界の人が観ればつっこみどころも多々あると思うけど、ふつーに良かったですよ(このテの作品は、ついつい自分の職場に置き換えて観てしまう)。ほんと創作者って・・・孤独だよねぇ(苦笑)。劇中内アニメのクオリティーも高いし、お薦めで御座います^^。

 

 今回で当ブログも記念すべき800回に到達(このペースで残り200回の更新を計算すると・・・怖ろしいから、あえてしない)!!そんな回に前作から15年ぶり、シリーズ第5作にして最終作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を書けるとはー1作目から映画館で観ている<リアル世代>として感慨深い(しみじみ)。主演のハリソン・フォードも、もう80歳だって!こっちも・・・年食う訳だ(苦笑)。

 

 全世界大ヒット上映中につき、ネタバレしない範囲でちょろちょろ書くとー舞台は1969年。アポロ11号が人類初の月面着陸を果たし国中が沸いている頃のアメリカ(劇中言及されないけど、その裏では、かの「ベトナム戦争」も継続中)。大学教授の定年を迎えたインディ(=ハリソン御大)は<ナチスの残党(=マッツ・ミケルセンら)>と人間の想像を超えたパワーを持つとされる伝説の秘宝を巡って、激しい争奪戦を繰り広げる&出番はさほど多くないけどアントニオ・バンデラスも出演。

 

 図式はこれまでとパターンは同じですよ^^。冒険、冒険、冒険、アクション、アクション、アクション(笑)!映画でナチの残党は久々に観た気がする(笑)。ただ今作はインディのプライベート要素も加味されてて単なるアドベンチャー・アクション映画ではない事は記しておこう^^。

 個人的にインディ・ジョーンズの最高傑作は2作目の「魔宮の伝説」。以後「3」、「4」と段々面白さが減って来たシリーズだったので、今作観る時も最後だとは思いつつ、ハードルは下げてた。結果、「魔宮の伝説」は越えてないけどふつーに面白かった!!いま、こういうアクション映画ないからね。小難しい設定の現代アクションばっかりで。こういう作品こそエンタメ、娯楽映画の王道だと思う。

 監督はスピルバーグ・・・ではなく「コップランド」、「ナイト&デイ」、「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド(共同脚本兼務)。シリーズの集大成と言うべきてんこ盛りの内容を巧く纏めてる^^。劇中の見所の一つが過去のシーン。ここではなんとハリソンの若い頃の顔データをAI使って取り込んでる!それが全く違和感がない・・・流石ハリウッド!!ハリソン若返りシーンの他、数々の巨大セット、当時を再現した群衆シーン。そしてクライマックスのあのシーン(書けない!!)・・・この作品作るのに幾らかかったんだろ!?

 

 不満を言えば、出来れば最後までスピルバーグに演出して欲しかったし、マッツ・ミケルセン以外の悪党が人間性のないベタなキャラ過ぎるーとかちょいちょいあるけど、それは些末な事。「4」で完結せず、今作で締めて貰って良かった良かった^^!

 

 今年は観たい映画が多いので・・・次もベタだけど、アレ観に行くか!チャラ~ン♪