<其の774>ネタバレしない「シン・ウルトラマン」超寸評

 心身共に映画を観るパワーがない時期をようやく脱し、先日公開された「シン・ウルトラマン」を観て来ました。映画館に行くのは・・・スピルバーグ版「ウエスト・サイド・ストーリー」以来(苦笑)。

 ネタバレしないように超短く、ざっくり書くと・・・テレビ版「ウルトラマン」の庵野秀明樋口真嗣コンビによる<再構築版>ですわ。ウルトラマンにカラータイマーがない他、主人公の名前も変わってるし、組織名も通称・禍特対(かとくたい)だし。オリジナルをリスペクトしつつ、現代にあわせて創っている点は「シン・ゴジラ」と同じ発想。

 普通に面白かったですよ^^!筆者は<ウルトラ世代>でもあるしね(どちらかといえば「帰ってきたウルトラマン」の方がド直球なんだけど、「初代」は再放送でよく観てた)。幼少時代にウルトラマンのお面かぶってスペシウム光線のポーズとってる写真もあるし(笑)。どんなまとめ方にするのか興味あったけど・・・その辺は納得しましたわ。

 それにしても出てくる怪獣や宇宙人のチョイスが・・・激シブ(笑)。もっと人気の怪獣が出てくるかと思ったけど・・・予想が当たったのは●●●●ぐらい(笑)。しかもあんな形で出てくるとは・・・って、絶対書けない!!(笑)

 登場人物達の早口の台詞回しや画の構図、編集のテンポとか、随所に「シン・ゴジラ」を彷彿とさせるんだけど・・・スタッフクレジットを見たら、庵野さんは企画・脚本の他、撮影(どのシーンもスタッフの他、俳優にまでカメラを持たせて複数のアングルを撮影したそうな)、編集から選曲まで・・・あれこれ兼務してる(笑)!まぁ、面白ければいいんだけどさ^^。リアル世代から現代のお子様まで(「シン・ゴジラ」同様、難しい台詞が多いけど、ウルトラマンと怪獣のバトルはワクワクする筈)楽しめるエンタメ作です♪

 

 さて、これで「シン」が付くのも「エヴァ」、「ゴジラ」ときて3作目。来年は「仮面ライダー」・・・新しく公開された映像観たら、これまた庵野さんらしい画で構成されていた。オミクロン株ほか更に新種のコロナが大流行してしまうと今作同様、公開が延期される心配もあるけど・・・「仮面ライダー」も<リアル世代>なので、来年の公開を待つとしよう^^!