其の681:新年1発目は「クリード 炎の宿敵」

 明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します・・・って、もう半月過ぎたけど(苦笑)。
 
 本日、「クリード 炎の宿敵」(2018)を観て来ました。「ロッキー」シリーズから誕生した「クリード チャンプを継ぐ男」(2015)の続編。これを今年最初の紹介作として書く為に公開を待っていたのさ🎵
 主人公・アポロの息子がなんと今回は「ロッキー4/炎の友情」(1985)で父・アポロを殴り殺したドラゴの“息子”と対戦するという、もの凄い設定!これはリアル「ロッキー」世代は観るしかないでしょ!!!ネタバレしないよう、サクッと書きますわ。サクッと^^


 
 アポロの息子アドニスクリード(=マイケル・B・ジョーダン)は信頼するロッキー(=もち、シルヴェスター・スタローン)をセコンドに「世界ヘビー級タイトルマッチ」で見事勝利!新チャンピオンとなった。その日の夜、彼は恋人のビアンカ(=テッサ・トンプソン)にプロポーズをし、結婚する事を決める。
 そんなある日、アドニスビアンカがバーを訪れると、テレビではウクライナからやって来た最強のボクサー、ヴィクター・ドラゴ(=フロリアン・“ビッグ・ナスティ”・ムンテアヌ)の記者会見を放送中。彼はアドニスに自分と試合をするよう迫っていた。ヴィクターは父・アポロを死に追いやった旧ソ連のボクサー、イワン・ドラゴ(=ドルフ・ラングレン)のひとり息子!ドラゴはロッキーに敗れた為に妻から捨てられた上、祖国からも追放。ウクライナで極貧生活に耐えながら息子を一流のボクサーにする一念のみで過ごしていた。アドニスはヴィクターとの試合をロッキーに相談するものの、彼は試合を受けぬようにアドバイスする。結果、ヴィクターとの試合を了承したアドニスは、ロッキーのサポートを受けぬまま試合に臨むのだがー!?
注)今作を観ようと考えている御方は「ロッキー4/炎の友情」は絶対、チェックしておくように!!


 素直な感想としては・・・ドラゴの息子、めちゃ強!!ドーピングなしであの強さはハンパねぇー^^!!!因縁の相手の息子にして最強の敵に主人公が立ち向かう今作。スタさんとドルフの2ショットは個人的には「エクスペンダブルズ」シリーズで共演してるの観てるからそれほど新鮮味は感じなかったけど。勿論、「ロッキー」シリーズお約束の“特訓シーン”もあります❤

 ウリの<ボクシングシーン>で「スポーツ映画」の側面もある一方、「人間ドラマ」としての深み&重みも増し増し!主人公の家族の話の他、ロッキーと離れて暮らす息子との話、ドラゴ親子のお話と・・・この年になると「生きること」について色々心に刺さってきたわ。最後には「ロッキー4」の後、あんな状況に陥っていたドラゴとヴィクターが可哀そうに想えて・・・いい映画なんだけど、シリーズで最も爽快感のない一作になった気がしないでもない(苦笑)。この辺りは製作、共同脚本も担当したスタさんのお考えだろうけど。今回新たにメガホンをとった俊英、スティーブン・ケイプル・Jrの演出も正攻法で良かった。

 加えて、映画の見所のひとつ(?)がドラゴの元妻役、ブリジット・ニールセンの再登場(ちょい役ではあるが)!大分、年くってたけど・・・綺麗だったな。彼女はかつてスタローンの2番目の奥さんであった事は皆さんもご存じの通り。この人を筆者がスクリーンで観たのは・・・「ビバリーヒルズ・コップ2」以来か。トリビア(無駄知識)として彼女が「ビバリーヒルズ〜」の監督、故トニー・スコットと浮気したのでスタローンと離婚した事を書いておこう^^。

 
 公開して間もないので、これ以上内容について書くのはやめますが「ロッキー」リアル世代も、前作からの新しいファンも観るべき一本には間違いない。

 
 <追記>本年は遂に「ランボー」の5作目が公開予定。最後のランボーにどう決着をつけるのか!?
 また先日、スタさんは「もうロッキー演じるのはいいかなぁ」的な発言をしているんで・・・いずれ製作されるであろう「クリード3」がどうなるのかも気になるわ〜!