其の347:番外編<先取り映画情報>

 先日、試写会で清水崇監督の新作にして日本初の長編3D映画「戦慄迷宮3D」を観賞(→「仕事」っす)。さすがの筆者も・・・早朝からホラーはちときつかった(苦笑)。かつてディズニーランドにあった「キャプテンEO」以来、3D眼鏡を着けたし(いつの話だ:苦笑)。
 清水監督ご本人によれば、色々考えて撮影されたようだが・・・もうちょっと色んなブツが観客方面に飛び出してきた方がよかったんじゃない?せっかくの3Dなんだから、ナイフとか斧とか生首とかやっぱ飛んでこないと(笑)。出てきたねーちゃんもちと「リング」の貞子風だったし。悪い出来ではないものの、もうひと工夫欲しかった感じでしたわ。


 さて、今回は<番外編>として、これから公開予定の映画を筆者的主観でいくつかピックアップしたいと思います(→新たなネタ紹介はまた今度!忙しいんでゴメンね)。あくまで筆者の趣味による選択なので「あの映画が書いてない!」とかのクレームはご遠慮ください^^


 
 一番の期待作はやっぱりタランティーノの最新作「イングロリアス・バスターズ」ですな(11月公開。主演はブラッド・ピットだよん)。初の戦争映画にどんなおたくネタを引用&換骨奪胎して持ってくるのか?筆者の興味は尽きない(出来は別の話)。サントラが出たら買わんと♪

 
 次は一気に来年4月の公開ですが(笑)ティム・バートン監督作「アリス・イン・ワンダーランド」。盟友ジョニー・デップとタッグを組む7本目の作品だけど・・・スチール見ただけでもメイクが凄いことになってる(笑)!こちらは通常版と3D版が<同時公開>されるようですが・・・筆者は通常版でいいや。
 ちなみにデップはマイケル・マンの「パブリック・エネミーズ」(12月公開)でかのデリンジャーに扮しているが・・・デリンジャー自身、死んだのち、こんなに何度も自分が映画の題材になろうとは夢にも思ってなかっただろう(笑)。


 デリンジャーのように映画界で何度も登場したキャラクターといえばドラキュラ(あるいはヴァンパイア)とシャーロック・ホームズである(本当)。「アイアンマン2」も控えるロバート・ダウニー・Jrが主演したのが「シャーロック・ホームズ」(来年3月公開。監督はマドンナの元夫ガイ・リッチー)。本国イギリスでベーカー街まで足を伸ばしたシャーロキアンの筆者にとっては、いささか楽しみでもあり不安でもある作品。一応、観るけどね!


 冒頭、「戦慄迷宮3D」のことを<前ふり>にしたことには理由がありまして・・・今年から、この<立体映画>が数多く公開予定なのです。来月公開されるシリーズ最新作「ファイナル・デッドサーキット3D」にロバート・ゼメキスの「クリスマス・キャロル」も3D映画!
 アカデミー作「タイタニック」以来、12年ぶりとなるジェームズ・キャメロンの新作「アバター」(12月)も3D映画。この前、<2D版>の予告篇観たけど・・・なんか「パンズ・ラビリンス」みたいな生物が出てた(苦笑)。で、アパッチ風の戦闘ヘリがガンガン飛んでいくという(笑:どんなストーリーやねん)。今作の成否が今後の3Dに影響を与えそうな気がします。筆者が観るかどうかは・・・暇と金次第(笑)。


 「暇と金次第」といえば、底抜け超大作監督にして何度も地球と人類を滅亡の危機に追いやった(爆笑)ローランド・エメリッヒ監督の「2012」も11月公開(いつのまにかディーン・デブリンとのコンビを解消してた)。本人曰く「これが最後のディザスター映画」だそうだが・・・地球滅亡は全世界共通のクリエイターの夢だと思うので(筆者の想像)、ガンガン都市をぶっ壊して阿鼻叫喚地獄を見せてほしいね!


 「ロッキー」と「ランボー」の2大シリーズを強引に続けた我らがシルベスター・スタローン。そのスタローン御大が主演・監督するアクション大作「ジ・エクスペン・ダブルス(原題)」は来年公開予定。「トランスポーター」、「アドレナリン」のジェイソン・ステイサムジェット・リー少林寺!)、復活したミッキー・ローク、「ロッキー4」のドラゴことドルフ・ラングレン(人間核弾頭)も出演!!これは観るしかないっしょ^^


 4度目となるマーティン・スコセッシレオナルド・ディカプリオ(何故か)のコンビによるミステリー映画「シャッターアイランド」は来年公開・・・最初は今年の予定じゃなかったっけ??まっ、いいか。


 来年1月公開のテリー・ギリアム作「ザ・イマジナリウム・オブ・ドクター・パルナッサス(原題)」はヒース・レジャーの遺作(=撮影中に急逝)。未撮影部分はギリアムが設定を変えて無理矢理完成させたらしい(苦笑)。


 
 
 ここまで書いてみたらSFかアクションばっかりで、真面目な映画を全然選んでなかった(苦笑)。かのイーストウッド御大の次回作「インビクタス(原題)」はネルソン・マンデラの伝記物。マンデラを演じるのはモーガン・フリーマン(ぴったし)。

 筆者も好きな「灰とダイヤモンド」のアンジェイ・ワイダ(まだ撮ってる!すげー!)は新作「カティンの森」でソ連の秘密警察によるポーランド人4000人の虐殺事件を描く。巨匠がハイパー・ジェノサイドをどう描くのか。めちゃめちゃ興味あり(12月公開)!

 「めぐり逢えたら」の女流監督ノーラ・エフロンは、メリル・ストリープに料理の先生役をやらせたコメディ「ジュリー&ジュリア」が11月公開。最近、ストリープ(ストリップじゃないよ)の「マンマ・ミーア!」を観たけど、アバファンの筆者としては楽しめましたよ♪

 「シュレック3」とかCGアニメ映画もいくつかありますけど・・・省略!あんまり興味ない(ごめんね)。



 
 さて<邦画>ですけど「のだめカンタービレ最終楽章」は2部作としての公開だけど・・・TVシリーズやドラマSP観た筆者としては「セコい!」の一言。TVでやればいいじゃん(怒)!!


 <邦画バブル>にある昨今・・・「生誕100年」を記念した太宰治の「人間失格」に松本清張ゼロの焦点」(=TV含めて何度目やねん)。そのほか伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」、村上春樹大先生の「ノルウェイの森」に「ゼブラーマン2(仮題)」ほか、何をいまさらのアニメ「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」と数はあるけどー全然観たいものがない(哀)!!まだ「ロボゲイシャ」の方が観る気がするわ(笑)。



 洋画にしても邦画にしても筆者がチョイスしたのは、ほんのごく一部(公開間近のものは割愛)。2010年の映画界は一体どうなるんでしょうねぇ。低予算でもストーリーがひねってあるサスペンスとか、ラス・メイヤーみたいに巨乳のおねーさんがムチャクチャなことする映画(笑)とかはないんか!?どうやら来年の筆者は、これまで以上に昔の映画を観て過ごすことになりそうな気がするなぁ・・・。切ないのぅ。