其の648:今頃「ラ・ラ・ランド」寸評(笑)

 さて12月・・・師走です。北のミサイルとか来ないで、平和な新年を迎えられるのだろうか!?筆者はいま大ハードなスケジュールの真っ只中(泣)!!

 
 昨年公開されて大ヒットしたミュージカル映画ラ・ラ・ランド」を今頃鑑賞(笑)。「君の名は。」と同じく、1年ぐらい遅れて観た方が冷静な見方が出来るかなぁ・・・と(←言い訳^^:「シン・ゴジラ」とか「スター・ウォーズ」はリアルで見たけどさ)。

 脚本・監督は「セッション」のデミアン・チャゼル。ジャズ・ピアニスト(=「ブレードランナー」続編に出たライアン・ゴズリング)と女優の卵(=リブート版「スパイダーマン」のエマ・ストーン)の恋愛を描いた“ボーイ・ミーツ・ガール”もの。お話は<王道中の王道パターン>なので(大体、予想つくでしょ?)スルーしますが・・・<21世紀・現代のミュージカル>という気がしました。筆者はそんなにミュージカルあまり好みじゃないし、詳しくもないし。けど、良かったですよ!「アカデミー賞」で監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(「シティ・オブ・スターズ」)、美術賞の6部門受賞したのも頷ける。

 監督本人も来日した際、「鈴木清順の映画の影響もある」という旨のコメントしていたけど、筆者もそれを感じましたね。背景の色彩や照明の変化とか、清順っぽい!なんでもタイトルは物語の舞台となるロサンゼルスと<現実から遊離した精神状態>を意味するそうで。その辺りが今作の演出にも反映されてる気がする。冒頭の渋滞している高速道路で踊り出す人々から「グリフィス天文台」でのロマンティックなシーンまで・・・アナログから最新技術まで駆使したナンバーが次々繰り出される。

 メインの2人が10代じゃなくて、20〜30代ぐらいの年齢に設定されてるのがいいね。<夢と現実>で葛藤する気持ちが・・・この年になると、よく分かる(苦笑:ライアンとエマの演技がいいのは書くまでもありません)。そして夢に近づいていくと2人の環境も変化するという・・・う〜ん、「青春映画」、「人生映画」にもなってるなぁ^^


 観終わって、予想通りのオチとはいえ・・・しみじみしちゃいましたよ、アラフィフのおっさんとしては。本当は今めっちゃ疲れてるのでパワーもらいたかったけど(これネタバレになっちゃう??)。でも、こういう心に刺さる終わり方は筆者は嫌いじゃないので、まだ観ていない方はお暇な時に観て、改めて人生を考えて頂きたいと思ったりもする。

 
 さて、2017年はあと「ジャスティス・リーグ」と「スター・ウォーズ」観て終わりそうだな〜。あと何回、更新できるか・・・??最後は<2017年総括>と決まってるんだけど(笑)。