あっという間に2月になってしまいました!先月1月は・・・ホント忙しかった!!
今月末公開の映画「女が眠る時」を試写会で観ました。ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里が出演する心理サスペンスもの。たけしさんが自作以外での“映画主演”は「血と骨」以来12年ぶり・・・というのも話題ですが、今作の監督がハリウッドで活躍するウェイン・ワンというのが最大のウリかも。
ストーリーはあえて省きますが、感想としては・・・正直、良く分からんかった(苦笑)。筆者なりの解釈はありますけど・・・あっているかどうかは自信がないなぁ(汗)。ウェイン・ワンの作品は「スモーク(←ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞)」ぐらいしか観ていないので、彼の作風を論じる立場にはない。あえて難しく作られているので、出来れば何人かで観にいって「ああだ、こうだ」と論じるのが最良の見方であろうと思う。筆者的にはちょっとキューブリックの遺作「アイズ・ワイド・シャット」を思い出した。
様々な映画賞が発表される時期になりましたが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の評価がめっちゃ高い!そんでもって筆者も今頃になって手を伸ばした次第。映画を観た周りの人があんまり誉めるので「ホンマかいな?!」という意味合いもあって(笑)。
筆者は前にも書いたと思いますが<オリジナル尊重主義者>なので(当然、前3部作も公開当時、リアルタイムで観てる)主役がメル・ギブソンじゃないのも正直嫌だし、世評の高い「2」よりは「1」の方が好みの人だったりもするので(→勿論、「2」の世界観が後続の作品にどれだけの影響を与えたのかは十分理解しています)。そんな懐疑的モードで観始めたのですが、映画は・・・面白かった^^
ストーリーは・・・あるようで大してない!だから割愛(笑)。“「2」のバージョンアップ”というのが一番分かりやすい説明でしょう。ただ、今作の凄いところは・・・冒頭からラストまで、ひたすらカーアクション!走って走って走りまくるのみ!!!そんな作品を齢70になったジョージ・ミラーが創ったところに筆者はぶっ飛んだ!!!なんちゅーお爺ちゃんだ(爆笑)!
ロケ予定地だったオーストラリア(過去3作も撮影)から天候の都合でアフリカはナミビアの砂漠でロケしたそうだが・・・これ現場レベルで考えると、こういった場所での撮影は暑さ対策はもとより街から機材から食料、衣装に小道具に至るまで山ほど持って移動しなければならないから、下手な作品撮るより大変なのよ。そんな過酷な撮影場所で、あれほどハードなアクションを作るとは・・・(勿論、デジタル合成してるところもちょいちょいあったけど)。ジョージ・ミラー、恐るべし!!
でもやっぱり、ちょい役でもいいからメル・ギブソンにも出てほしかった!あとインターセプターも、もうちょいマックスが乗ってるシーンを観たかったな〜・・・。
3本目は「プリデスティネーション」(’14)。タイムトラベルもののSFサスペンス映画です。原作は「宇宙の戦士」でパワードスーツを考案した天才作家ロバート・A・ハインラインの短編「輪廻の蛇」。ハインライン先生でタイムトラベルといえば「夏への扉」という傑作もありますが、この映画もマジで面白いっす^^!今作は“衝撃のオチ”があるんで<ネタバレ禁止映画>の一本。勿論、当ブログでは書きません♪
<男>は時限爆弾を止めようとしていた。だが、犯人と戦った際、爆弾は処理したものの顔に大やけどを負ってしまう。手術の結果、彼は全く別の顔となっていた。完治した<男>は最後の任務へと向かった・・・。
1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れたジョンは、ひょんなことから店のバーテンダー(=イーサン・ホーク)に自身の半生を語り始める。想像を越えた内容を語るジョンにバーテンダーは驚くべき正体を告げる。彼は未来からやって来た時空警察のエージェントだと言うのだ。ジョンを自分の後継者に選んだバーテンダーの<男>は、タイムマシンを使ってジョンの過去への修正と共に自身に重傷を負わせた連続爆弾魔との対決へ身を投じるのが・・・!?
いや〜、ホントに<ネタバレ禁止映画>なので、書けるのはギリギリここまで!!余計な本やサイトも見ないで本作を鑑賞してほしい。ジョンの回想シーンを<前半>とすると、ちょいと観てて「このペースで全編やるのかな〜」と思ってダレるかもしれないけど、後半が凄いから!!あと台詞はよく聞いておいて。のちのちの伏線になってるものが多々あるんで。
監督・脚本は「アンデッド」、「デイブレイカー」のマイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟(双子)。2人はバーテンダーの一人称で語られる原作をほぼ忠実に取り入れつつ、時空警察の幹部と連続爆弾魔のキャラクターを新たに創造。このアイデアが映画を俄然面白いものにした❤
ホントに色々書けない映画なんだけど・・・陰影に富んだ映像、飽きさせないストーリー展開(時代があっちゃこっちゃ移動することもあるけど)、そして衝撃のラスト!筆者も実は途中までは先が読めたのだけど、まさか最後がこう来るとは・・・(絶句)。若干、パラドックス上、「?」という部分がないこともないけど・・・冒頭に書いた「女が眠る時」同様、何人かで観てワイワイ議論しても面白いと思う^^。
こういう作品は大好きなので、製作サイドは知恵を絞って、観客を驚愕させる映画をバンバン創って愉しませてほしい。だから映画を観るのはやめられない!!