２００９年の締めにあたって（→筆者は明日の大晦日も「仕事」なのよ）このコーナー恒例の＜今年１年観た劇場新作映画＞を振り返ろうと思います。勿論、試写会にリバイバル、ＴＶ放送、ＤＶＤで観たものは除外します。
１：「チェ ２８歳の革命」（１月）
２：「チェ ３９歳別れの手紙」（２月）
３：「２０世紀少年 第２章」（２月）
４：「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」（３月）
５：「チェンジリング」（３月）
６：「ワルキューレ」（３月）
７：「ウォッチメン」（４月）
８：「レイチェルの結婚」（４月）
９：「レッドクリフＰＡＲＴ２」（４月）
１０：「スラムドッグ＄ミリオネア」（５月）
１１：「グラン・トリノ」（５月）
１２：「チェイサー」（５月）
１３：「レスラー」（６月）
１４：「新劇場版エヴァンゲリオン：破」（７月）
１５：「ＭＷームウー」（７月）
１６：「それでも恋するバルセロナ」（７月）
１７：「童貞放浪記」（８月）
１８：「２０世紀少年 最終章」（９月）
１９：「さまよう刃」（１０月）
２０：「沈まぬ太陽」（１１月）
２１：「イングロリアス・バスターズ」（１１月）
２２：「２０１２」（１２月）
・・・という計２２本なのだが・・・少ないね〜！２００８年も「少ない」といいつつ３１本観たんだけど、今年は大幅減ですわ。トム・ハンクスが再度ラングドン教授を演じた「天使と悪魔」とか「ターミネーター４」、トランスフォーマーの続編とかには一切背を向けたせいかも（だってどれもレンタルでよさそうじゃん）。
そういう意味で筆者的には大きな視点で考えてみれば＜映画に恵まれない１年＞だったが、少ないながらも「いい映画、面白い映画」をチョイスしたような気もする（勿論、外したものも観損ねた作品も多々あるが）。なんだかんだ文句つけたがタランティーノの新作も観れたし。
いろんな意見はあるかと思いますが、今年一番良かったのは「グラン・トリノ」でした。あのラストシーンは・・・忘れられん！筆者は決して熱烈な＜イーストウッド教信者＞ではないんだけど、これはマジでいい映画。昨年、猛プッシュした「ダークナイト」は日本ではヒットしなかったけど、その後の口コミで高く評価されたし。今作が来年、どういう評価をされるのか楽しみ＾＾。信者の方は２月に御大の新作「インビクタス／負けざる者たち」が公開されるので楽しみにしていて下さい（しかし、あの年で矢継ぎ早に新作を公開するイーストウッドの創作意欲には尊敬）。
さて今年は「３Ｄ映画元年」ということで、洋画をメインに様々な作品が３Ｄ上映されましたが・・・コケると思ってたジェームズ・キャメロンの新作「アバター」が日本でも大ヒットということで・・・しゃーない、来年観るか（笑）。予告編観た限りでは話はトム・クルーズの「ラスト・サムライ」やケビン・コスナーのアカデミー作「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に似てそうだし（→そうなると結末はミエミエ）、メインの青いキャラクターはなんとなく「パンズ・ラビリンス」を彷彿。作業用ロボットなんかは「戦闘メカ ザブングル」のウォーカーマシンのパクりちゃうんか（笑：ここまでチェックしてる奴もいないか）。筆者は全く内容は期待しないで観てみますわ。まだ日本では「タイタニック」のメガヒットの威光が残っているのかもしれない。まぁ「タイタニック」も所詮「ロミオとジュリエット」の焼き直しなんだけど・・・２０１２年に人類滅亡するから、まっ、いっか（笑）！音楽もすでに全てのパターンが出尽くしていると言われているから、文学や映画も＜完全にどれにもあてはまらないオリジナル＞を作ることは不可能だと筆者も思うしね。
「アバター」はさておき、２０１０年は前にも書いたようにテリー・ギリアム、ピーター・ジャクソンにティム・バートンの新作も公開される（喜）！！ただ偶然にも３人の新作は全て＜ファンタジー系＞！筆者はファンタジーには余り興味はないんだけど・・・観ざるをえませんな、これは。
加えて意味不明なアクション映画と化した「シャーロック・ホームズ」（３月公開予定）は世界中のシャーロキアンから非難されそうな気もしなくはないが（笑）、スタローン監督・主演のアクション映画も来年中には公開されそうだし（なにをいわれようが筆者の世代的には「ロッキー」、「ランボー」はヒーローなのさ♪）この辺りが要チェックですな（→同意は求めないっす）！
一方、＜邦画＞はねぇ・・・殿（北野武）の新作バイオレンス映画に、サスペンス系映画（あえてタイトル書きまへん）がちょろっと気になる程度。あとの大半は・・・怪しい臭いがプンプン（笑）。まぁ、それも２０１２年まで我慢すればいいか（←しつこいって）＾＾
そんなこんなで終わる２００９年。来年はもっと面白い映画が沢山公開されますように！
では皆様、また来年お会いしましょう！！今年書き残した作品やジャンルは・・・全てまた来年ってことで（苦笑）。
