其の440:2011年総括!

 大晦日も元日も“仕事”で、残された自由時間も少ないので、今年最後の更新をー。

 2011年、筆者が劇場で観た映画は以下の通り(試写会、テレビ放送、DVD鑑賞等除く)



 1:「キック・アス」(1月)
 2:「冷たい熱帯魚」(2月)
 3:「ソーシャル・ネットワーク」(2月)
 4:「ヒア アフター」(3月)
 5:「ブラック・スワン」(5月)
 6:「スカイライン ー征服ー」(6月)
 7:「SUPER8/スーパーエイト」(6月)
 8:「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(9月)
 9:「カウボーイ&エイリアン」(11月)
10:「ゴモラ」(11月)
11:「ミッション:8ミニッツ」(11月)
12:「恋の罪」(11月)
13:「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」(12月)



 ・・・いや〜、たった13本!!我ながら驚くほど観てないね(→「宇宙人ポール」や「アンチクライスト」ほかは試写会だから外してる)!こんなに映画館に行っていないのは・・・物心ついてから初めてじゃないかしら?唯一の救いは日本で公開された“宇宙人映画”だけは全て観たことぐらいか(笑)。

 
 さすがに東日本大震災後しばらくは映画を観る気に全くならず・・・あと、今年もめちゃめちゃ多忙だったからね。その結果、アカデミー獲った「英国王のスピーチ」や犯罪映画「キラー・インサイド・ミー」、故石川賢先生の漫画の実写化「極道兵器」(タイトル最高:笑)にポランスキーの新作、「電人ザボーガー」ほか山ほど見逃した(涙)。やはり映画を観に行ける条件としては“心身の充実”のほか“時間(暇ともいふ)”がないとダメだということを改めて認識した次第。


 タイトルに<総括>と書いた割に本数少ないので恐縮だが、2011年は割りと面白い映画が多かったような気がする。中でもお薦めしたいのは「キック・アス」と「宇宙人ポール」あたりだな。あと某有名映画パーソナリティーと意見が一致した「ピラニア3D」も(あくまで洒落の分かる人のみ)^^。

 
 いまの若い人たちはよく分からないだろうけど、筆者の少年時代はまだ映画が娯楽の王様で(家庭用ゲーム器や携帯電話なぞないのだよ)・・・繁華街にある<封切館>とは別に、公開して、ちょっとたった作品を2本立て、3本立てで上映する<二番館>、<三番館>(→アメリカ風にいうと“グラインドハウス”)が近所にいっぱいあったのだよ(しかも安価)。「文部省推薦映画」とゾンビとか意味不明な組み合わせがいくつもあって(笑)、朝から晩まで映画館にこもってはA級からZ級映画まで浴びるように観まくってた。こういう“蓄積”があってこそ、こんなブログが書けるわけなのだが。でも、さすがに映画1日3本以上観ると、寝る前には何を観たのか記憶がごちゃごちゃになったりもしたけど(苦笑)。

 
 ついでに書くと、街中には映画のポスターを貼った看板があちこちにあり(銭湯とかにもあったな)いつ何を観に行くか、学校帰りにポスター見ながら友人たちとよく話したものだ(まさに漫画の「20世紀少年」の世界^^)。小学校時代には目を背けたけど、ロマンポルノの三番館もあったりして(まだアダルトビデオがないから)、そのポスターには決まって、おっぱいのところに「○日より公開」の紙が貼ってあってビーチクが隠されてたりした(笑)。本当に60年代、70年代は・・・良くも悪くも凄い時代だったなぁ!!でも、おっぱいが21世紀になったいまも“娯楽のひとつ”として重宝されているのは、人類のレベルがそんなに進歩していない気もする(爆笑)。

 
 いまでは二番館どころか名画座さえも衰退し(レンタルビデオが始まったから)映画も同じ作品が大量に上映されるシネコンの時代に変わり・・・大昔、一瞬流行した“3D”作品がメインになりつつある今日この頃・・・。筆者的には2Dで充分なんだけど・・・今後、映画界がどう進んでゆくのかは映画ファンとして注視しないといけないだろう。

 
 加えて2012年は、社会にとっても映画にとっても良い1年であることを真剣に願います!!マヤの予言通り、12月末に人類が滅亡するのかどうかは知らんけど(笑)。