其の491:ジャッキーアクション最終作

 映画「ドラえもん」シリーズがいま公開中の新作「のび太のひみつ道具博物館ミュージアム)」で累計動員1億人を突破し、「ゴジラ」シリーズ(全28作)の9900万人を抜いて邦画シリーズのトップに!「ドラえもん」の動員数の中には少年時代の筆者も入っているわけで・・・感慨深いものが(しみじみ)。さすがにおっさんになった今、子供もいないんで「ドラえもん」観に劇場までは行ってないけどサ(苦笑)。


 子供から大人になるにつれ「ドラえもん」は卒業した筆者だが・・・ジャッキー・チェンの映画も学生時代にはよ〜く観に行った。ジャッキーがブレイクした「ドランクモンキー 酔拳」が日本で公開されたのは1979年の7月。ジャッキー映画も筆者世代は<リアルタイム>で観てきた世代!さすがにいまは毎作、観に行くことはなくなったけど(→でもちょいちょい「WHO AM I?」や「アクシデンタル・スパイ」、「ドラゴン・キングダム」に「ラスト・ソルジャー」とかチェックはしてる)そのジャッキーが“アクション映画引退宣言”したから、さぁ大変!慌ててその最終作「ライジング・ドラゴン」を観るために試写会へ。・・・公開前なので“お約束”通り、ネタばれさせずにちょっとだけ書きマス♪


 19世紀、清の時代。英仏連合軍の侵攻によって国外に持ち出されたのが、動物たちの頭部をかたどった秘宝<十二生肖>。全12体あるうち、現在行方不明の数体を捜すべくアンティークディーラーのマックス・プロフィット社は腕利きのトレジャー・ハンター:JC(→まんまジャッキー・チェン)を高額の報酬で雇う。JCとそのチーム(→メンバーには韓流スター、クォン・サンウも!)は手がかりを求めてフランス・パリへと向かう。<十二生肖>に詳しい中国人女学生らを仲間に加え、ひとつまたひとつと探し当ててゆくが、この秘宝には大きな陰謀が隠されていた・・・。


 新作「ライジング・ドラゴン(原題:十二生肖、英語題: CZ12)」は「サンダーアーム/龍兄虎弟」、「プロジェクト・イーグル」と同じくジャッキーがトレジャー・ハンターを演じる<アクション・アドベンチャー大作(→よく今作の紹介で「ジャッキーが“アジアの鷹”と呼ばれるトレジャー・ハンター〜」云々と書かれているけど、劇中そう呼ばれることはない)>。チーム制を取り入れている&最新機器を駆使することからも「ミッション:インポッシブル」シリーズを意識していることは間違いない。劇中、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のパロディも登場する(何故かそこで日本語が)。

 ジャッキーが監督、製作総指揮、共同脚本(スタンリー・トンエドワード・タンと)の3役兼務で挑んだ本作・・・冒頭の<ローラーブレード・スーツ>からして、ちょっとタイミングを間違えれば命を落としかねない超絶アクションを披露(若人よ、ジャッキーアクションはCGじゃねーぞ)!勿論、カンフー的バトルもありで・・・さすがジャッキーだわ!凄すぎる!!筆者の世代は長嶋さんよりは王さん、ブルース・リーよりはジャッキー・チェンの世代なので、学生時代に観ていた全盛期のアクションの数々を思い出したわ^^

 
 ここまで動けるならまだまだアクションもやってほしいのが本音だけど・・・ホントにこの約30年、ジャッキーには楽しませて頂きましたよ(ジャッキー、有難う!!!)。日本版にはジャッキー作品お馴染みのNG集のあとに<メッセージ音声>も(これは必聴)!かつてジャッキー映画に興奮した我々“リアルタイム・ジャッキー世代”こそ、是非観にいってほしい1本♪