２０１３年、明けましておめでとう御座います＾＾。年末年始は・・・忙しかったなぁ（苦笑）。
そんな中、前々から評判をきいていたアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」をようやく鑑賞！！観たのはＴＶシリーズ（全１２話）の方なんだけど・・・去年、このシリーズを前・後編として２本にまとめた“劇場版”が公開されているから、このブログの大タイトルでも・・・問題ないでしょ♪
「機動戦士ガンダム」が従来のロボットものの定義を変え、平成仮面ライダーシリーズが従来の特撮ヒーローものを凌駕したのであれば、この「まどマギ」もこれまでの“魔法少女もの”の革新作となった！マジで凄いよ！！！個人的には「名探偵モンク」シリーズ以来のハマり。・・・もっとも、ファンの方たちに言わせれば「なにを今頃言うとんねん」という感じなんだろうけど（苦笑）。
見滝原中学校２年生の鹿目まどかはごく平凡な少女。ある夜、破壊された街の中で巨大な怪物と戦う少女の姿を目の当たりにする。それに続いて不思議な形をした生物から「僕と契約して、魔法少女になってほしい」と告げられる・・・夢を見る。翌朝、クラスに転校生がやってくる。まどかが夢で見た少女・暁美ほむらだった。彼女は何故かまどかのことを知っていて、まどかに魔法少女にならないよう釘を刺す。放課後、親友の美樹さやかと寄り道したまどかは「助けて」と叫ぶ声の主を捜してビルの閉鎖空間へ。そこに現れたのは夢の中で見た生き物・キュゥべえと、それを殺そうとするほむら！まどかとさやかは何とかキュゥべえを助けるものの、異世界へ迷い込んでしまう。“魔女の使い魔”なる化物たちから中学の先輩・巴マミが２人を窮地から救う。彼女はキュゥべえと“契約”した＜魔法少女＞だった。
キュゥべえとの“契約”ーそれはひとつ、どんな願いでも実現するものの、魔法少女になった暁には姿をみせなくとも人間に害を与える“魔女”を倒す戦いを日夜続けねばならないーというものだった。まどかとさやかは人々の安全の為に戦うマミに憧れを抱くようになる。そんなある日、いつものように３人は魔女退治に出かけたのだが、２人の目の前でマミが魔女に殺されてしまう！！果たしてまどか、さやかの運命はーー！？
・・・というのが物語の“序盤”。これまで筆者が見てきた歴代の魔法少女もの（「魔法使いサリー」から「魔女っ子メグちゃん」、「魔法使いチャッピー」に「花の子ルンルン」、「ミンキーモモ」えとせとら・えとせとら）・・・と、もう全然違う（「セーラームーン」は世代の問題でみてないけど）！！最初、いかにも今時の“萌え系（キャラ原案：蒼樹うめ、岸田隆宏）”の絵になかなか慣れなかったんだけど（笑）、こんなハードな内容が展開されようとは。更に、この後の想像を絶するストーリーは・・・圧巻というしかない！！！すっかりアニメのＯＰと絵柄に騙されたわ。ちなみにタイトルの「魔法少女まどか☆マギカ」の“マギカ”とはラテン語で“魔法の”を意味する形容詞「ｍａｇｉｃｕｓ」の女性形なんだと。てっきり途中から出てくるキャラクターの名前かと思った（苦笑）。
「生まれついての魔法少女じゃなくての契約制」とか、今作には様々な秀逸な設定があるんだけど（倒すべき“魔女”自体もヒューマン型や妖怪型と異なり、従来のセル画を使用せずに表現された・・・切り絵のコラージュのような“毒々しい絵本”テイストの奇妙なデザイン。魔女は人間の憎悪が集積して“誕生”するというのも新しい）特筆すべきは＜ソウルジェム＞のアイデアだろう♪
全ての魔法少女（→全世界にいるのだ！）が所有する＜ソウルジェム＞は卵形をしたアイテム。普段は指輪になっているんだけど（魔女探しにも使用）、変身時はそれぞれ異なるアクセサリーに姿を変える。このアイテム、パワーの源である反面、日々の生活＆魔法の使用に比例して“けがれ”を溜め込んでいく。そこで魔女を倒して、所有している“卵”→＜グリーフシード＞をゲットし、“浄化”しなければならない。要は一度、魔法少女になったら生命維持・能力維持のためにも魔女を倒し続けねばならなくなるのだ！・・・実は、このソウル〜にも、魔法少女自体にもさらなる怖ろしい“秘密”が隠されているのだけれど・・・このブログは＜ネタバレ禁止＞をモットーにしているので、これ以上は書けません。悪しからず♪
筆者は「ガンダムＵＣ」と「エヴァ」以外はもうほとんどアニメ観ていないんだけど（４０半ばのおっさんだし）“魔法少女もの”という手垢のついたジャンルで、よくもこんな壮大なストーリーを考え付いたなぁ・・・と感心する次第。新房昭之監督やシリーズ構成＆全話脚本を担当した虚淵玄さん、あっぱれ＾＾！ホントはもっといろいろ細かなこと書きたいんだけど・・・これから観る人たちの為に泣く泣く自粛する！！このブログ読んで、まだ観ていない方・・・騙されたと思って、是非観て欲しい。ホント、マジで。すごいオチくるよ！！
そんな今作、な、なんと“続編”が本年、劇場で公開予定（あの続きって・・・どうなるんやろ）！！これは観に行かんと！！！
もうホントに“今時”のアニメも“勉強”しないといけないね。昔と違って大半のアニメが＜深夜に放送→ＤＶＤリリース＞という流れにあることも筆者が観ていない原因のひとつでもあるのだけれど。「まどマギ」に続く革新的アニメの誕生に期待したい＾＾勿論、実写の方もね！
