其の633:キムタク!アメコミ!ヒトラー!!

 GW真っ最中ですが・・・普通に仕事してます。何度も書いてるけど、暦通りに休みたい人はテレビマンは志望しないこと(本当)!

 全くもって忙しい。ド深夜にこれ書いてるぐらいだし(涙)!時間もないので、最近観て面白かった映画をネタばれせぬよう短く書いていこうかと・・・。

 無理矢理時間を作って劇場に観に行ったのが「無限の住人」。原作は沙村広明の同名人気漫画。元SMAP木村拓哉を主演に迎えて、三池崇史が監督した(←三池さん、このところ漫画の実写化マジで多いよね)。<血仙蟲(けっせんちゅう)>なる特殊な蟲を体内に宿されたことで不老不死の肉体を持った主人公によるアクション時代劇。「極道大戦争」、「テラフォーマーズ」とダダ滑りしていた三池さんだが・・・今回はちょっと良かった^^。
 筆者が原作の熱狂的ファンという訳でもなかったからかも知れないが・・・殺陣(ソード・アクション)は力が入ってたけど三池さんだから、もっと遊んでも良かったかな?三隅研次並に首チョンパや人体まっぷたつがあったら最高だったが(期待したのは筆者だけ?!:笑)。同じ三池さんの時代劇アクションならリメイク版「十三人の刺客」の方が面白かったし(伊勢谷友介の「巨根」ネタは余計だったが:笑)、漫画原作時代劇なら上戸彩の「あずみ」1作目の方が出来は上だとは思う。キムタクも悪くないけど、今作はヒロイン・杉咲花が頑張っていたな〜❤彼女は宮沢りえ主演作でいっぱい賞を貰ったけど、今後にますます期待だ。

 
 先日、「デッドプール」を(ようやく)観た。アメコミの実写化とは知っていたけど、これ「X−MEN」シリーズに絡んでるキャラクターだったのね!劇中に「X−MEN」のメンバー出てきて初めて知った(恥:言い訳すると筆者はアメコミ系は「バットマン」出てくる作品以外は少々距離を置いてるので)。「キック・アス」テイストに下品さを加えた感じ(笑)。こういう適当&自己チューなヒーローがいてもいいんじゃない?バイオレンス描写も筆者好みだし。続編が作られるようだけど「キック・アス」の2作目みたいにならない事を祈る!

 
 で、最後に紹介するのが「帰ってきたヒトラー」。自殺寸前にタイムスリップしたヒトラーが現代のドイツ・ベルリンに現れて(周りの人は「完全になりきっている、そっくりさん芸人」だと思ってる)テレビやインターネットの力で、再びドイツ国内をかきまわしていくブラックコメディー。この題材をドイツ本国で作った事に意味がある。
 元はあちらでベストセラーになった小説なんだけど・・・監督と特殊メイクした俳優がドイツ国内を回って様々な階層の人々に本音を聞いて回る<ドキュメンタリー部分>を加えたのが秀逸。最初は笑えるけど・・・徐々に笑えなくなってくる(←これが製作サイドの狙い)。ついつい藤子不二雄Ⓐ先生の「ひっとらぁ伯父サン」を連想してしまった。欧州で移民排斥運動が高まっている昨今、これは考えさせられる映画だった・・・。是非、一度ご覧あれ。

 
 <追記>なにやら、どこぞのBS番組系で<人気アニメ・ベスト100>を発表したそうだが・・・筆者の想像と遥かに異なるランキングとなっていた!!「ヤマト」も「ガンダム」も「ルパン三世 カリオストロの城」も想像より下位。で、「イデオン 発動篇」が入ってない(驚)!!これかなり若い人たちによる投票結果だと思う。最近、アニメは「テラフォーマーズ」と懐かしの「コブラ」を観直しているおっさん(筆者)のランキングと異なるのは・・・当然の事だな!!