其の24:ビバ!80年代「ブギーナイツ」

 正直に言えば・・・賛否両論ある作品である。ノレる人はノレるし、そうでない人は「くだらない」、「エロい」で終わってしまう映画・・・それが「ブギーナイツ」(’97 米)!

 1970年代後半、何の取り柄もない高校生があれのデカさを見込まれてポルノ業界へ。一躍、人気男優となるのだが80年代に入ると状況が一変してー。という一応、青春サクセス・ストーリー(笑)。当時のポルノ業界を明るく爽やかに描いています(本当はもっと怖いところらしい)。但し、エロとバイオレンス描写もたっぷりなので、親と同居している方は・・・気をつけて深夜にこっそり観ましょう(笑・でもマジ)。

 いかがわしい内容に反して(笑)出演者は超豪華!マーク・ウォルバーグ(バートン版「猿の惑星」)を筆頭にバート・レイノルズ(懐かしい!)、ジュリアン・ムーア(「ハンニバル」「フォーガットン」)、ヘザー・グラハム(「オースティン・パワーズ デラックス」)!ジュリアン・ムーアヘザー・グラハムは今作でヌードも披露しているのでファンの方は是非^^。当初、主役にはレオナルド・ディカプリオが想定されていたというが・・・もし出ていたら彼のキャリアにどう影響したのだろうか??

 脚本・監督はポール・トーマス・アンダーソン。「ブギーナイツ」の後、トム・クルーズを起用して「マグノリア」を発表。その「トンデモないオチ」で話題をふりまいた(笑)。この作品のラストシーンも・・・映画が誕生して100有余年、更に今後100年もこれで締める作品は二度と現れないと断言しよう(笑・中身は見てのお楽しみ)。

 また、映画全編を彩るのは今や懐かしい70〜80年代の<ディスコミュージック>の数々!映画だけでなくサントラも必聴です!