其の13:平成ゴジラは、これ!(本文を見てね)

 やはり昭和生まれの日本男児として怪獣映画を語らないわけにはいかないだろう(笑)。勿論、昭和29年に公開された「ゴジラ」第1作が原点にして頂点である事に異論の余地はないが、その後延々と続けられたシリーズの中で、<1作目の次点>として、この「ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃」を推す!

 昭和29年のゴジラ襲来以後、日本は防衛軍を維持しつつも長年平和を謳歌していた。だが、そんなある日ゴジラが復活!迫り来る大怪獣を迎え撃つべく古来からの神獣ーバラゴン、モスラキングギドラが目を覚ます・・・!

 監督は平成「ガメラ」三部作(また今度、お子様向けで映画やるらしいですが・・・)で高く評価された金子修介(怪獣映画オタク)!満を持して登板した今作ではガメラ・テイスト(=神話ネタ)をベースにしつつ、<怪獣映画のお約束&謎>であった「何故、ゴジラは日本を襲うのか?」「何故、皇居は壊されないのか?」の解答をも提示してみせる(知りたい人は本編を観よう)。あと暴走族やヤンキーとか、しょうもない奴は死ぬという「教訓」もあり^^。

 最新のCGも駆使して描かれる怪獣バトルは迫力満点!バラゴン(渋いキャラ選択だ)の肉弾戦に始まり、モスラキングギドラの人気怪獣が<悪者>ゴジラに立ち向かう。中でもキングギドラの華麗な姿は金子監督も大のお気に入りだとか。1作目が古臭く観えてしまう人でもこれは楽しんでもらえる作品だと思う。しかも最後のバトルの舞台は横浜!横浜生まれの筆者は燃え&萌えました^^!

 ・・・余談だが、筆者は同監督作「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」のクライマックスにエキストラとして出演している。ラストは「京都駅」という設定だが、実際のロケ場所は「東京駅」の裏だった事を暴露しておこう(苦笑・でも本当)。