其の420:驚愕のラスト「スカイライン」

 あんまり忙しいんで・・・10数年ぶりに映画の“はしご”をしてしまった!それも「スカイライン−征服−」と「SUPER8/スーパーエイト」のSF映画2本立て(笑)。共に公開してまもないので・・・極力ネタばれしない範囲で書こっと。まずは「スカイラインー征服ー」から。日本人的には“カーレースもの”と勘違いしそうなんでご注意あれ。


 夜中のロスに、光り輝く未確認飛行物体が大量に襲来!親友の誕生パーティーに参加するためロスに来たカップルらが凶悪にしてグロの宇宙人軍団による地球征服に巻き込まれヒーヒー逃げ回るお話(←メジャー俳優も出てないし、これぐらいで充分でしょ^^)。

 
 ・・・という分かりやす過ぎる<侵略もの>を監督したのはコリンとグレッグのストラウス兄弟(あっちは兄弟監督多いネ)。「AVP2(エイリアンVSプレデター2)」でエイリアンとプレデターのハーフ“プレデリアン”を出した2人だ(笑)。「スター・ウォーズ」ヲタを自認する兄弟たちが頭に描いていたアイデアを持ちよって作ったのが今作。但し、日本では公開が延期された「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に話が似てる(場所もおまけにロス)ということで、昨年8月、「世界侵略〜」を製作したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントがストラウス兄弟に法的措置を検討していると報じられるトラブルもあり(・・・ホント、アメリカ人はレディー・ガガの件といい、裁判好きだね〜)。

 開始早々から飛行物体が降下してきて、いきなり襲来がスタート!メインタイトル後に<前日の回想>として登場人物たちをパッパと紹介。で、またすぐ宇宙人バトルに入る構成が素晴らし過ぎ!!宇宙人襲来ものに、ダラダラしたドラマはいらんのだよ(笑)。設定的にはスピルバーグ版「宇宙戦争」や「クローバーフィールド/HAKAISHA」同様、“庶民目線オンリー”なので、“主人公カップル&その友人たち”のサバイバルが描かれる。

 で、そのサバイバルなんだけど、普通、このテの映画だと「逃げずにここに残る!」と主張するヤワい人々が最初に餌食になるのが“パターン”なんだけど、今作では「ここから逃げよう!」とアクションを開始する奴が先に死ぬ(笑)。出てくる超巨大UFOが、まもなく公開されるシリーズ第3作目の「ト●ン●フ●ー●ー」に似ているとか、その中から飛んでくる小型戦闘機が「マ●●●●ス」で観たようなデザインなのは、ちと残念だが(苦笑:「アバター」のスタッフがSFXを担当しているのを売りにしてるけど)、そいつらが次々と人間を吸い込んでいく辺りが新機軸かも?何故、人類を拉致・監禁するのかは本作を観てね♪

 でもね、最後は“通常のオチ”を破って、主人公カップルが●●され、すると男が突如●●●になって●●●する!!!・・・伏字で申し訳ないがネタバレするんで。で、観客が仰天した瞬間にエンド!これは・・・絶対、日本の某メジャー漫画(アニメも実写にもなってるけど)「×××××」からヒントを得ているとみた。アメリカ人は誤魔化せても漫画大国の日本人はすぐ気付くゾ(多分)。続編にらんでのことかも知れんが・・・この中途半端な終わり方は賛否両論でるでしょうな。

 そういった意味では通常予想される展開をヒネりまくった<変革宇宙人侵略もの>といえるのが今作。宇宙人好きな筆者は劇場で(いつものように)ひとりで笑いながら楽しみました。ベタな展開の映画に飽きた人のみにお薦めよん♪


 ・・・さて、続けて「スーパーエイト(略して「スパはち」)」書こうと思ったけど、時間がない&“節電”ということで次回!!もし次に書かなかったらすまん(笑)!!