其の21:独断と偏見による最強のファンタジー映画は

 その昔、「ネバーエンディング・ストーリー」や「バロン」、近年でも「ハリー・ポッター」から「ブラザーズ・グリム」に至るまで色々ファンタジー映画も観ましたが(「ナルニア国物語」は未見)・・・やはり映像的に迫力があって面白かったのは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3部作ですね!

 最終作「王の帰還」でアカデミー賞最多タイとなる11部門を制した超メジャー作なので、ストーリーやキャラクター紹介等はここでは割愛しますが、個人的に一番楽しめたのは2作目の「二つの塔」です。原作に忠実とはいえ「1」はホビット庄の下りが長すぎるし(ファンの方、すみません)、「3」は指輪を捨てる事が成功するのは見えている(笑)。

 「1」を受け、更に新たなキャラも多数出しつつ、この作品の為に新たに開発した最新CGを駆使して描いた<大バトルシーン>は壮絶の一言!あの群集(=モブ)の戦いっぷりだけでも観る価値あり(笑)。また「3」にうまいこと橋渡ししている(観客に早く続きを観たいと思わせる)上出来な「2」だと思います。・・・「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」といい、個人的に「2」に当たる作品が好きなのかもしれませんが(苦笑)。

 全作を演出した監督のピーター・ジャクソンは昨年公開された「キング・コング」(コング2度目のリメイク)でも最新CGを使って完璧なモンスター・パニック映画を仕上げました。今後の彼の動向に要注目です!